- 面倒くさそうだけれど、マニュアルって本当に必要なの?
- マニュアルをどうやって書いたらいいかわからない
- マニュアル作成のコツを教えて!
皆さんは外注にマニュアルを配布しているでしょうか?
マニュアルの作り方がわからず、口頭の説明で済ます人もいると思います。
しかし、外注が完全作業を実行するには依頼業務の内容と手順を説明したマニュアルが必須。
マニュアルなしではいい加減な作業となり、結果的に修正する手間が増えてしまいます。
私が月20万円稼げるのも、マニュアルで外注を教育しているからです
本記事では外注化成功に必須のマニュアル作成について解説します。
最後まで読めば、実践的なマニュアルを自分で作れるようになりますよ。
せどりの外注化にマニュアルが必要な理由
せどりの外注化にはマニュアル作成が必要です。
なぜ、マニュアルを準備する必要があるのか。
それはマニュアルがないと外注が自分で業務を決めることになり、不完全な作業となるからです。
外注化前に作業内容の定義が必要
外注に依頼する仕事は厳密に決めましょう。
外注の雇用とは、業務を完全に遂行した時に報酬が支払われる契約のことです。
業務が何なのか、完全作業はどういう状態なのか分からないと、契約が完全に遂行されません。
仕事の内容は具体的かつ、良否がはっきりわかるのが望ましいです。
作業があやふやだと何回もやり直すことになり、依頼者と外注の双方にストレスがかかります。
外注化しやすいせどりの作業については、この記事で解説しています。
マニュアルには具体的手順を書く
はっきり決めた業務内容、これを具体的にどういう手順で実行するか書かれているのがマニュアルです。
マニュアルの記載通りに作業すれば業務内容が完遂できる、仮に不完全作業となっているならマニュアル通りに実行していないためである、という状態が理想。
マニュアルがなければ業務内容が何か、手順はどのように勧めたらよいか分からず、外注が困ってしまいます。
外注自身に作業内容を考えさせるのはNG
マニュアルをきちんと作成していれば、外注は自分で判断せずマニュアルに沿って作業します。
逆に雇われた外注自身が考え込む状態はダメです。
なぜなら、外注が自分で考えた作業に不備があった場合、やり直しを命令できないからです。
外注にしてみれば、指示がないから自分で考えたのに、その責任を問われるのは不本意ですよね。
追加の報酬がなければ再作業をしたくないと考えます。
外注と依頼者双方の不満を避けるため、外注は自分で考えず指示された作業を全力で行う形になっていなければいけません。
- 仕事していれば慣れますから、やりながら仕事を覚えてください
- 質問があれば答えるので、まずは自分のやり方で始めてみてください
- 経験者のようなので、今まで通りのやり方で仕事してください
せどり外注化のマニュアル作成5ステップ
ここまではマニュアルの必要性を解説しました。
次はマニュアルを実際に作る手順を解説します。
STEP1 依頼する作業をリストアップする
実際にマニュアルを作成する前に、依頼する作業内容を細かく分割してリスト化することをおすすめします。
人間は抽象的にまとめて表現する傾向があり、思考の中で細部を省略しがち。
そのため、マニュアル作成前に、実際の作業を思い出して文字に直す必要があります。
STEP2 成果物のOK・NGの基準を決める
商品チェックを行う際に合格となる基準を決めます。
この時、合格の例だけでなく、NGの例も書き出しておきましょう。
特に写真撮影の合否の場合、判断が主観的になりがちなので、NG例を文章と一緒に複数提示すると効果的です。
STEP3 文章に書きだす
書き出した内容を文章化します。
ここでは内容よりも書式に気を付けましょう。
STEP4 図解・写真を入れる
文章に図表、写真を挿入します。
文字だけでなく図があるとマニュアルがグッとわかりやすくなります。
スクリーンショットを使う場合は、画像を載せるだけでなく、見てほしい個所を赤丸で囲うと効果的です。
この時点で分量がおおよそA4で5~10ページ以上になっているはずです。
作業内容にもよりますが、A4で5ページより少ないなら説明不足です。
本当に逐一説明されていて迷わず実行できる文章となっているか、再度確認してください。
STEP5 読み直して修正する
ひとまずの形ができたら、読み直して修正します。
マニュアルを読みながら自分でその通りに作業してみると、不足点がないか確認できます。
可能であれば、家族や友人など他人に1回読んでもらうことをおすすめします。
人に見せると、自分では気づかなかった間違いを指摘してくれるよ
せどり外注化のマニュアルを書くコツ
マニュアルを書くときに気を付けるとよい、コツを説明します。
抽象的表現・道徳的表現を書かない
ついつい、抽象的な書き方や心構え的な表現をしがちです。
しかし、読む方からすると何とでも解釈できてしまう、作業の助けに全然ならない書き方です。
具体的な手の動きがわからない表現は避けましょう。
避けるべき表現
きちんと 注意深く 丁寧に テキパキと 注意深く 慎重に きれいに
良い例と悪い例を併記する
マニュアルには良い例だけでなく、悪い例も書くと、ワーカーが判断しやすくなります。
数字で表現できるものは数値で表現する
個数、大きさ、画像サイズなど、数字で表現できるものは数値で表記します。
「たくさん」「数多く」等の表現だと判断が難しいですが、「3個以上の場合」と記載してあれば明確ですよね。
数字ではっきりと断言すると外注も迷わなくて済み、作業が効率化します。
せどり外注化のマニュアルに対する誤解3つ
ここまで説明したように、マニュアルは外注化に必須。
しかし、マニュアルに悪いイメージを持ち否定する人もいます。
マニュアルに対してよくある誤解を解説します。
マニュアルは創造性を奪う
マニュアルは非人間的なもので、人の創造性を奪うとお考えの方がいます。
マニュアルをなくして、外注自身に考えさせれば素晴らしい仕事をするという主張です。
外注の立場に立てば、あり得ないということがわかりますよね。
外注が一生懸命考えてクオリティの高い仕事をしたとして、その利益は発注者が全て享受するわけです。
外注の立場なら、自分にメリットがないことに労力をかけません。
外注の利益を最大するために、仕事のレベルを落としてでも、省エネルギー・短時間で業務をこなそうとするはずです。
手を抜いた仕事を防ぐためにマニュアルが必要です
マニュアルは指示待ち人間を生み出す
マニュアルを与えると指示を待つようになると言う人がいます。
これは、仕事に対する業務の理解がそもそも間違っています。
仕事の順番は、発注者が指示を出してから外注が作業を開始し、成果品を提出するという流れです。
この流れを無視しているため、発注者が何も言わなくても外注が動くのが当たり前だという考えになるのでしょう。
外注は、指示された作業の完全実行に責任を持ちます。
決して、外注が自主的に動いて好ましい成果をあげてくれるという話ではないのです。
マニュアルは不要、仕事は経験して覚えるものだ
発注側が指示を出さず、外注が経験して仕事をできるようになるという主張です。
これもあり得ないです。
写真撮影なら、どの写真がOKでどれがNGか、人によって基準はバラバラ。
マニュアルがないと合格できる基準が分からないので、NGレベルの成果物が頻発したり、逆にレベルを上げすぎて作業に時間をかけすぎると言ったことが起こります。
ワーカーにとってこれはツライ状態です。
結果、外注が長続きせず、辞めていくことになります。
双方の認識を一致させるためにも、マニュアルは必須です
まとめ:失敗しないせどり外注化マニュアル完全ガイド
本記事では、外注化成功に必須のマニュアル作成方法について解説しました。
最初は戸惑うと思いますが、本記事の内容に気を付けて推敲すると、わかりやすいマニュアルができます。
外注化を進めるため、あきらめずトライしてください。
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