ヤフオク価格吊り上げを見破る7つの方法と自動入札の違いをベテランが解説

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欲しい商品に入札したら、終了間際に価格がドンドン上昇していった経験はありませんか?
ひょっとしたら、それは自作自演の吊り上げ入札かもしれません。
吊り上げ入札は規約で禁止されているのですが、後を絶たないのが現実です。

ノハシ
ノハシ

ヤフオク歴8年の筆者も何度も煮え湯を飲まされました

そこで本記事では、ヤフオクの吊り上げ入札を見破る方法と対策を解説します。
最後まで読めば吊り上げ入札に悩まされなくなり、安心してヤフオクを利用できるようになりますよ。

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ヤフオクの吊り上げ入札と自動入札の違い

吊り上げ入札とは

最初に、吊り上げ入札とは何か、自動入札との違いを解説します。
吊り上げ入札の問題点が明確にわかると、対策もしやすいですよ。

ヤフオクの吊り上げ入札とは

一般に吊り上げ行為とは、商品価格が高くなるように出品者やその協力者が入札する行為を指します。

より高額で落札されるように、出品者やその協力者が別のアカウントを使って出品アイテムに入札し、オークションの価格を吊り上げる行為のことをいいます。

ヤフオクでは主に、複数アカウントを使って入札を繰り返し、最終的に上昇した落札価格で別のユーザーに購入させる手法を指します。

吊り上げ入札はヤフオクの規約違反

吊り上げ入札は、ヤフオクのガイドラインで明確に禁止されています。

~(中略)~
20.自身の出品したオークションに入札行為を行うこと。なお、入札の成否を問いません。
例 偽名を使用したり第三者を通したりするなどして商品等に入札する

記載のとおり、出品に使用したアカウントで入札するのはもちろん、複数アカウントやサクラを使っての入札も禁止です。
違反が発覚した場合はペナルティを受ける可能性があります。

吊り上げ入札と自動入札の違い

たまに勘違いされますが、自動入札は吊り上げ入札とは全然違うものです。

Yahoo!オークションの自動入札は予算上限で入札し、他者が入札すると自動的に再入札するしくみです。入札者なしでほかに誰も入札しなければ開始価格で落札できます。

ノハシ
ノハシ

他の人があらかじめ高値を付けていた場合「自動入札であなたの入札価格を上回る入札が行われました」と表示されます

自動入札はヤフオクの標準機能であり、何の違反でもありません。
他の人の自動入札が発生した場合は、もう一度考えて、より高い価格を入札するべきか考えましょう。

吊り上げ入札の問題点

自動入札は全く問題ないのですが、複数アカウントを利用した吊り上げ入札は、先述のとおり禁止されています。
ヤフオクの吊り上げ入札には以下の問題点があるからです。

  • 落札者が高値で商品を買うことになる
  • オークションの開催時間が延長され、入札者に時間的損害を与える
  • オークションが正常に行われず、ヤフオク自体の信用が損なわれる

このように吊り上げ入札は関係者全員に迷惑をかける行為
そのため、規約ではっきりと禁止されています。

ヤフオクの吊り上げ入札の手口

迷惑な吊り下げ入札は、実際にどのような手順で行われるのか、解説します。

複数アカウントを利用した吊り上げ入札

一番よくある方法が、複数アカウントを使用した吊り上げ入札です。

  • 出品アカウントとは別の吊り上げ用アカウントを作る
  • 出品アカウントでオークション出品する
  • 入札する人が集まってくる
  • 新しい入札者が少なくなったタイミングで、吊り上げ用アカウントで入札を開始
  • 釣られて入札したユーザーの入札金額に達するまで吊り上げを繰り返す
  • 出品者アカウントで吊り上げの入札を取り消す
  • 釣られたユーザーが高値で落札

上記の流れで吊り上げ行為を行い、一般の入札者に不当な値段で商品を買わせるというのがよくある流れです。

このやり方の特徴としてオークションの自動延長が何度も行われることが挙げられます。
「5.釣られて入札したユーザーの入札金額に達するまで吊り上げを繰り返す」のフェーズで小刻みに金額を上げるため、オークションの開催時間が長くなるためです。

ノハシ
ノハシ

筆者の経験で最長だったのは、再入札で合計2時間の自動延長が発生したケースです

オークションが終わりそうだったのに何度も延長する場合、出品者が吊り上げ入札を行っているかもしれません。

落札の取り消しを利用した吊り上げ手口

万が一、吊り上げ用アカウントで間違って落札してしまっても、出品者に損失はありません。
なぜなら、ヤフオクでは手数料無料で落札者を取り消すことができ、第二位の入札者に落札の権利が移行するからです。

出品者が、補欠落札者(次点の入札者)を落札者候補として繰り上げると、新しい落札者候補に「あなたが落札者候補となりました」という通知が届きます。

つまり、出品者はバレなければリスクゼロで吊り上げを行えるということ。
こうした理由から、禁止行為にもかかわらず、吊り上げ入札が横行しているのが現状です。

ヤフオクで吊り上げ入札を見破る7つの方法

吊り上げ入札を見破る7つの方法

ここまで吊り上げ入札の手口を説明しました。
次は、こうしたヤフオクの吊り上げ入札を見破る方法を解説します。

同一人物による自動延長の繰り返しはほぼ黒

同じ人物が何度も入札を繰り返しオークションの自動延長を発生させている場合、吊り上げ入札と考えて間違いないです。

入札者の「表示名」は商品の販売画面のハンマーマーク横をクリックすると確認できます
2024以前は誰が入札したか確認できなかったのですが、2024年5月の「表示名」の導入で、誰が入札したかわかるようになりました。
(表示名を設定していない入札者は、IDが暗号化された形式で表示されます)

自分が最高額を入札しても同じIDの人が入札して最高額を更新する、これが複数回発生した場合、出品者によるつり上げを考えましょう。

出品商品が極端に少ない出品者には注意

吊り上げ行為には手間がかかるため、出品物が少なくなるのが特徴。
さらに、オークションの終了日時をバラバラにして重ならないようにする傾向があります。

ノハシ
ノハシ

一つの商品に集中して吊り上げ行為をするからですね

出品商品が極端に少なく、かつ終了日時がばらけている出品者には注意しましょう。
もちろん、健全な出品者でもたまたま商品が少なくなったり、終了時間がバラバラになることはあるので、あくまで一つの特徴としてお考え下さい。

出品商品がほぼ同じ場合はリスク大

ほぼ同じ商品、特定ジャンルに偏っている出品者にも注意しましょう。

出品商品がほぼ同じ例
  • iPhoneのバージョン違いばかり出品している
  • 出品物にトレカがズラリ
  • 同じメーカーのブランドものを大量出品している

上記のように人気のある商品ばかり出品している人の中には、たくさんの購入希望者を集めたうえで吊り上げ入札をしてくる人がいます。

ノハシ
ノハシ

誰か一人でも食いつけば値段を吊り上げられるため、知名度のある商品を出す傾向があります

こうした商品を購入しようとする場合は、吊り上げ行為に気を付けましょう。

1円出品が多い出品者は危険あり

吊り上げ行為には、多数の入札者を集めるのが必要不可欠。
そのため、吊り上げ行為をする出品者は1円でのオークションスタートを多用します

1円出品の商品は格安で買えるチャンスがあり魅力的ですが、吊り上げのリスクもあることを念頭に置いて臨みましょう。

出品者の評価をチェック

これは基本ですね。
出品者の評価をチェックして、「悪い」「非常に悪い」評価がついていないか確認しましょう。

吊り上げ入札を繰り返す人は、過去にトラブルを起こしている場合が多く、総合評価が低くなっている可能性が高いです。
評価の良し悪しの判断基準はメインで扱っているジャンルで結構変わるのですが、目安は以下のとおりです。

  • 新品メインの出品者だとよい評価が100%近いのが普通
  • 書籍やゲーム中心だとよい評価99%以上が相場
  • オーディオやプリンターなど動作確認が必要なものだと、よい評価95%以上が目安

目安を下回っている出品者からは、商品を購入しないのが無難です。

過去の出品物を確認

ヤフオクでは、商品ページから出品者が過去に販売した商品を調べることができます。

まずは商品ページの「総合評価」をクリック。

次に「出品での評価」を選択すると、出品での評価コメントと商品タイトルが確認できます。

過去の出品物、評価コメントから吊り上げのリスクを推定できます。

「出品での評価」でチェックする項目
  • 似たような商品を短期間に連続で販売していないか
  • 「非常に悪い」評価のコメントで、吊り上げを示唆するものがないか
  • 「非常に良い」の数が少なくないか(目安として50以上あると安心)

まとめると、良い評価が多くて様々な商品を販売しているアカウントは信頼でき、逆に同一商品を短期間で販売している悪い評価のついたアカウントはリスクあり、ということです。
慣れてくると評価ページから色々な情報が読み取れるようになるので、ぜひチェックしてください。

出品者IDをGoogle検索する

出品者が怪しいと感じた場合は、IDをGoogle検索するのも有効です。
過去に被害にあった人がIDを公表している場合があるからです。

出品者ID 吊り上げ」でGoogle検索します。

とはいえ、ヤフオクは割と簡単に新規IDを作れるので、これはあくまでもリスクを下げる一つの方法と割り切ってください。

ヤフオクの吊り上げ入札への対策

吊り上げ入札は、冷静に調べればかなりの確率でわかります。
とはいえ、実際に直面すると慌ててしまうのが人情。
ここからは、吊り上げ入札へに有効な対策を解説します。

入札予約ツールを活用する

入札予約とは、事前に何円で入札するか登録しておき、指定の時間にツールが自動的に入札してくれるサービスのこと。

ノハシ
ノハシ

正直、これが吊り上げ入札に対する一番確実な対策です

吊り上げ入札の被害にあうのは、あおられて予算を超えた金額を入力してしまうから。
事前に決めた金額で自動で入札されるようにしておけば、被害にあいません
入札予約はオークファンというサービスを使えば無料で行えます。

オークファンを使った入札予約のやり方はこの記事で解説しています。

再入札は行わない

一度入札を行ったら、他の落札者によって高値更新されても再入札しないようにしてください。

一度目の入札で予算額を入札しておけば、ヤフオク標準の自動入札機能があるので、再入札の必要はありません。
吊り上げ入札に反応していると予算額を超えて落札してしまうので、再入札はせず、一発で入札を済ませるようにしましょう。

過去の価格相場を調べておく

入札する前に相場を把握しておくのは基本中の基本。
ヤフオクの標準機能で過去6か月の落札記録が見られるので、入札前に必ずチェックしましょう。

珍しい商品の場合はヤフオク標準機能だと落札記録が見つかりません。
そんな場合はオークファンを使ってください。
過去10年間の落札記録が調べられるので、ほとんどの商品の相場がわかります

ノハシ
ノハシ

こうした珍しい商品は価格差を取りやすいので、せどりをしている人は要チェックです

オークファンを使った相場のリサーチ方法はこの記事で解説しています。

ヤフオクの吊り上げ入札に対するQ&A

Q
吊り上げ入札がバレたらペナルティを受けますか?
A

ガイドライン違反なので、罰則を受ける可能性があります。

Q
吊り上げ入札を見つけたら通報できますか?
A

はい。通報可能です。商品ページ右にある「違反商品の申告」から通報できます。詳細はヤフオクヘルプページで確認できます。

Q
吊り上げ行為を行ったヤフオクID一覧は見られますか?
A

残念ながら、ID一覧は公開されていません。先述のとおり、IDをGoogle検索すると吊り上げ常習者かわかる場合もあるので、お試しください。

Q
実際のところ、吊り上げは楽しいと思うのですが、やっぱりダメですか?
A

ダメです。ガイドラインの禁止行為ですから、絶対に行わないでください。

まとめ:ヤフオク価格吊り上げを見破る方法と自動入札の違いを解説

本記事ではヤフオクの吊り上げ入札を見破る方法と対策を解説しました。

本記事のまとめ
  • ヤフオクの吊り上げ入札とは、商品価格が高くなるように出品者やその協力者が入札する行為を指す
  • 吊り上げ入札はヤフオクのガイドライン違反
  • 自動入札はヤフオク標準の機能で、吊り上げ入札とは明確に異なる
  • 吊り上げ入札につられて失敗しないためには、オークファンの入札予約ツールがおすすめ

入札予約ツール以外にもオークファンには役立つ機能が多くあり、ヤフオク利用する上で重宝します。
この機会に登録するのがおすすめです。

オークファンの各機能についてはこの記事で解説しています。

本記事の執筆者
ノハシ

せどりを8年続ける会社員。週6時間作業で利益月20万を稼いでいます。
せどりの理論を広めたいと考え情報発信を開始。

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