ヤフオクの手数料が高いと感じていませんか?
手数料の種類が多く、何円必要かわからない人もいると思います。
基本的には、ヤフオクの手数料は商品が落札されたとき、価格の10%が出品者に請求されます。

かんたん決済で自動的に手数料が引かれる仕組みです
とはいえ、特殊なケースだと手数料の計算も変わってきます。
本記事ではヤフオクで必要な手数料をまとめて解説しています。
最後まで読めば、複雑なヤフオク手数料もすんなり理解できますよ。
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ヤフオクの出品・落札手数料とは?

ヤフオクの基本手数料である、落札システム利用料について解説します。
ヤフオクでは落札システム利用料10%が手数料として必要
ヤフオクで手数料と言えば、基本的には落札システム利用料を指します。
落札システム利用料は、出品したオークションが落札されたときに、出品者に対して請求される利用料金です。落札単位で取引ごとの落札額に対し計算されます。
落札システム利用料という名称ですが、商品が落札されて支払いが行われた場合は必ず発生し、実質的にヤフオクの利用料として機能しています。
落札システム利用料は、一律10%(税込み)です。
例)
落札価格1万円、送料1,000円の場合、
10,000×0.10=1,000円の落札システム利用料が出品者に請求されます。
10%の算出に送料は使いません。
以前は、LYPプレミアム会員なら8.8%の安い手数料だったのですが、2024年の改定により、非会員と同じ10%となりました。

後述するように、競合のメルカリに合わせたものと推測されます
ヤフオクで出品・落札するだけなら手数料は発生しない
ヤフオクで出品・落札しても、落札システム利用料以外の手数料はかかりません。
月額使用料、出品システム利用料、全て0円です。
LYPプレミアム会員のメリット・デメリットについては、この記事で解説しています。
ヤフオク手数料値上げの歴史

手数料を値上げしたことで、ヤフオクは高い、手数料を取りすぎ、といった声もあがりました。
実際のところを解説します。
2024年の改定で手数料が一律10パーセントに値上げ
先述のとおり、2024年の改定で8.8%だった手数料が10%に値上げとなりました。
2024年6月4日(火)より、出品したオークションが落札されたときに出品者に対して発生する落札システム利用料を一律落札価格の10%(税込)に改定させていただくことになりましたのでお知らせします
実は、ヤフオクは手数料を段階的に値上げしており、最初は3%だった手数料が10%に値上げされたという経緯があります。
- 1999年ヤフオクサービス開始
手数料は無料。
- 2001年ヤフオク有料化
参加料として月額294円が必要となった。
のちのLYPプレミアム会員料金に相当する料金。 - 2002年出品システム利用料・落札システム利用料の導入
1回の出品につき10円が「出品システム利用料」として必要になる。
加えて、落札額の3%が「落札システム利用料」として徴収される。 - 2006年手数料を5%へ値上げ
落札システム利用料を3%から5%へ変更。
- 2013年出品システム利用料が無料化
月10回以上は有料だった出品システム利用料が無料化
- 2018年手数料を8.64%へ値上げ
落札システム利用料を5%から8.64%へ変更。
- 2019年手数料を8.8%へ値上げ
落札システム利用料を8.64%から8.8%へ変更。
- 2024年手数料を10%へ値上げ
落札システム利用料を8.8%から10%へ変更。
このように値上げを繰り返してきたため、ヤフオクの手数料は高すぎるという声があるんですね。
手数料10パーセントは取りすぎ?メルカリとの比較
ヤフオクの手数料10%が高いか安いかは意見が別れるところだと思います。
筆者としては、メルカリと比較すると、ヤフオクの手数料は高くないと考えています。
ヤフオク | メルカリ | |
販売時の手数料 | 10% | 10% |
売上金の振込手数料 | 0円(PayPay銀行の場合) | 200円 |
クーポン | ゴールドクーポンなど多数 | キャンペーンほぼなし |
ヤフオクとメルカリは、手数料の点では同じ10%で差がありません。
しかし、ヤフオクは週末や5のつく日にクーポンを配布しており、うまく使えば数千円はお得になるという違いがあります。
売上金の振込手数料が無料なのもヤフオクの嬉しいところ。
こうした点を考えると、ヤフオクはまだまだメルカリに対して優位があると言えます。
ヤフオクで車・バイク・ボートを出品した時の手数料

ヤフオクの手数料は10%が基本ですが、一部カテゴリでは特殊な料金体系が採用されています。
車・バイクを出品した時の手数料について解説します。
車・バイクを出品した時の手数料一覧
ヤフオクで下記商品に関しては、特殊な手数料が必要となります。
- 自動車・オートバイを出品した時に出品システム利用料が必要
- 自動車・オートバイ・ボートが落札されたときの落札システム利用料が特殊
- 自動車・オートバイ・ボートの出品取り消し手数料が特殊
まず、自動車・オートバイのカテゴリでは、出品システム利用料が必要です。
普通の商品は無料で出品できますが、下記のカテゴリの商品は出品するだけで3,080円がかかります。
カテゴリ | 出品システム利用料 |
・自動車、オートバイ > 中古車・新車 ・自動車、オートバイ > トラック、ダンプ、建設機械 > 車体 ・自動車、オートバイ > バス > 車体 ・自動車、オートバイ > キャンピングカー(車体) ・自動車、オートバイ > 部品取り車 | 3,080円(税込) |
車・バイク・ボートの出品では特殊な手数料が必要
車・バイク・ボートカテゴリの商品は、落札システム利用料も特殊で、10%ではなく、下記の料金がかかります。
カテゴリ | 落札システム利用料 |
・自動車、オートバイ > 中古車・新車 ・自動車、オートバイ > トラック、ダンプ、建設機械 > 車体 ・自動車、オートバイ > バス > 車体 ・自動車、オートバイ > キャンピングカー(車体) ・自動車、オートバイ > 部品取り車 ・スポーツ、レジャー > 船、ボート > 船体 > セーリングボート ・スポーツ、レジャー > 船、ボート > 船体 > バスフィッシング用ボート ・スポーツ、レジャー > 船、ボート > 船体 > モーターボート | 3,080円(税込) |
・自動車、オートバイ > オートバイ > オートバイ車体 ・スポーツ、レジャー > 船、ボート > 船体 > 水上オートバイ | 1,980円(税込) |
さらに、入札があったオークションを出品ごと取り消した手数料も、通常と異なります。
カテゴリ | 出品取消システム利用料 |
・自動車、オートバイ > 中古車・新車 ・自動車、オートバイ > トラック、ダンプ、建設機械 > 車体 ・自動車、オートバイ > バス > 車体 ・自動車、オートバイ > キャンピングカー(車体) ・自動車、オートバイ > 部品取り車 | 3,080円(税込) |
・自動車、オートバイ > オートバイ > オートバイ車体 ・スポーツ、レジャー > 船、ボート > 船体 > セーリングボート ・スポーツ、レジャー > 船、ボート > 船体 > バスフィッシング用ボート ・スポーツ、レジャー > 船、ボート > 船体 > モーターボート ・スポーツ、レジャー > 船、ボート > 船体 > 水上オートバイ | 550円(税込) |
このように車・バイク・ボート関連は手数料が特殊。
出品するときは手数料を再チェックするのがおすすめです。
ヤフオク落札システム利用料以外で必要な手数料

ヤフオクの主な手数料は10%ですが、他の細かい点で料金が発生しないか気になるところ。
落札システム利用料以外で手数料が発生する場合を解説します。
- 入札取り消しの手数料は無料
- 入札なしなら出品取り消しの手数料は無料
- 取引中止・落札者削除の手数料は無料
- 落札されずに終了した時は手数料不要
- かんたん決済の銀行振込手数料は落札者負担
- 売上金の振込手数料はPayPay銀行なら無料
入札取り消しの手数料は無料
ヤフオクでは、入札者自身が入札を取り消すことはできません。
必ず出品者に頼んで入札を取り消してもらう必要があります。
出品者が入札を取り消しても、手数料は無料。
出品者にも入札者にも料金は発生しません。
入札が取り消されると、同じオークションには入札できなくなります。
入札の取り消しに手数料はかかりません。
ヤフオクの入札取り消し機能の詳細はこの記事で解説しています。
入札なしなら出品取り消しの手数料は無料
入札取り消しと似た機能に、出品取り消しがあります。
出品取り消しの特徴は下記の通り。
- 出品取り消しをした場合、すべての入札がキャンセルされる
- 入札があった場合、550円(税込)の手数料がかかる
- 自転車、オートバイの一部カテゴリは手数料が3,080円(税込)必要
- オークションが終了済みとなり、落札者もいない状態となる
入札者がいるオークションを取り消すと手数料が必要ですが、入札者なしなら出品取り消しの手数料は無料です。
商品が破損するなどして取引が行えない状態になった場合は利用すべきでしょう。
取引中止・落札者削除の手数料は無料
商品を落札後、何らかの理由で取引を中断する場合、手数料はかかりません。
取引中止または落札者削除の機能は無料で使えます。
ただし、取引を中断せずに放っておくと、落札システム利用料が出品者に請求される点は注意してください。
落札者が支払いを行っていなくても、落札システム利用料は請求されます。
落札システム利用料が発生する前に、取引中止または落札者削除の手続きをとる必要があります。
この辺りの詳細は、間違えて落札した商品のキャンセル手順を解説したこちらの記事を読むとわかります。
なお、取引中止と落札者削除の違いは下記の通り。
- 取引中止:商品代金支払い後の処置で、キャンセルしても他の入札者に購入権が移らない
- 落札者削除:他に入札者がいる場合、2番目に高い入札額の人に購入権が移る
落札されずに終了した時は手数料不要
商品に入札が行われず、落札者なしで終了した場合は手数料が発生しません。
落札システム利用料は不要です。
かんたん決済の銀行振込手数料は落札者負担
ヤフオクのかんたん決済では、2種類の銀行振り込みを選択できます。
「PayPay銀行支払い」を落札者が選択した場合、振込手数料は発生しません。
「銀行振込(ATM、銀行窓口での支払い)」を選択した場合は、各銀行が定める振込手数料が必要で、落札者が手数料を負担する必要があります。
銀行振込は支払い期限も特殊で、振込先口座の発行から3日が期限になります。
支払い期限については、この記事で解説しています。
売上金の振込手数料はPayPay銀行なら無料
ヤフオクでは、売上金を自分のPayPay銀行口座に振り込むのは無料で行えます。
PayPay銀行以外の口座なら、1回100円の振込手数料が発生します。
PayPay銀行口座への振込手数料は無料です。その他の受取口座へ振り込む場合、振込依頼1回につき100円(税込)がかかります(売上金の上限を超える場合でも振込手数料が発生します)。
PayPayへの登録とID連携を行っていれば、売上金をPayPayチャージの形で受け取ることも可能。
PayPayで受け取る場合、手数料はかかりません。
まとめ:ヤフオク手数料10%は取りすぎ?値上げを解説
本記事ではヤフオクで必要な手数料と値上げの歴史を解説しました。
- ヤフオクでは、落札システム利用料10%が手数料として出品者に請求される
- ヤフオクの手数料は値上げを繰り返しているが、メルカリと比べて取りすぎとは言えない
- 車・バイク・ボートの手数料は特殊なので、注意が必要
ヤフオクでよい商品を探すには相場検索が重要。
オークファンを使うと過去10年の落札履歴がわかり、入札価格の精度がグッと上がります。
相場検索の実践的使い方を解説したこの記事を読めば、あやふやな価格見積もりから卒業できますよ。
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