商品の検索順位が気になりますか?
お金を払って「注目のオークション」を設定し、上位表示を狙う人もいると思います。
結論を言うと、注目のオークションには手数料に見合った効果がありません。

8年以上ヤフオク販売を行っている筆者が、経験から導き出した結論です
本記事では注目のオークションが不要な理由と上位検索不要のせどり戦略を解説します。
最後まで読めば、余計なお金を浪費することなく副業せどりで稼げるようになりますよ。
ヤフオクで商品が売れずに苦労していませんか?
販売が振るわないのは落札相場を調べていないのが原因。
オークファンを使って過去10年のヤフオク履歴をリサーチすると、価格の精度がグッと向上。
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ヤフオクにおける注目のオークションとは

注目のオークションはヤフオクの有料オプションで、商品ページを目立つ位置に表示する機能。
注目のオークションは、各カテゴリのオークション一覧ページ上部にある「注目のオークション」欄に掲載できるオプションです。
上位表示させて入札を集めることを狙うオプションですが、手数料が必要です。
注目のオークションは手数料が必要なオプション
注目のオークションの利用料は「1日あたりの設定金額×オークションの残り日数」です。
例)
1日あたり100円を設定し、残りオークション日数が3日の場合、
100×3=300円が必要。
「1日あたりの設定金額」が高いオークションほど上位表示されるため、1位をとるにはライバルより高い設定金額とする必要があります。
なお、上位3件は「注目度No.1~3」の表示が出ます。
注目のオークション設定して落札されなかったらどうなる?
「注目のオークション」を設定して落札されなかった場合、設定した料金は返金されません。
また、再出品時には設定が引き継がれないため、再度設定が必要です。

つまり、設定に使った料金は無駄になります
あくまで表示順位を上げるオプションのため、落札されたかにかかわらず、料金が発生するわけですね。
ヤフオクの注目のオークションは意味ない

注目のオークションは上位表示させる機能ですが、コストに見合った効果はありません。
注目のオークションが意味ない理由を解説します。
デフォルトの検索表示順が「おすすめ順」へ変更された
注目のオークションの効果が低下した最大の理由が、デフォルトの検索表示順が「おすすめ順」に変更されたこと。
以前はオプション料金額で順位が決まる「注目のオークション順」がデフォルトだったのですが、2017年より「おすすめ順」で表示されるようになりました。
おすすめ順とは、各種データをもとに機械学習で順位を決定したもの。
下記の項目をもとに、ユーザーごとに異なる検索結果が表示されます。
- 検索キーワードと商品の関連性
- 出品者の利用状況
- 商品の価格
- 出品からの経過時間
- 「注目のオークション」の課金額
- ストアが支払う販売促進費の設定率
「おすすめ順」でも注目のオークションの課金額は影響しますが、その影響は限定的。
筆者の体感ですが、検索キーワードと商品の関連性、出品からの経過時間の影響が最も大きく、注目のオークションの課金額はそれほど影響していないように思われます。
つまり、注目のオークションには課金するほどの価値がありません。
上位表示すればすぐ売れるわけではない
検索結果の上側に表示されたからと言って、すべての商品が売れやすくなるわけではありません。
というのも、商品には「すぐ売れる」ものと「一定期間販売して売れる」ものがあるからです。
- 図書券などの金券
- トレーディングカード類
- ゲームソフト
- プリンターやタイムカードなど事務用品
- インパクトドライバーや電気カンナなどの工具
- アンプやギターなどのオーディオ・楽器類
前者は上位表示したときの効果が大きいのですが、後者は上位表示しても影響がありません。

後者は、限られた人だけに強い需要がある商品だからです
注目のオークションを設定するのであれば、前者の「すぐ売れる」商品に限定して設定するのがよいでしょう。
注目のオークション以外で意味ないヤフオク施策3つ

注目のオークション以外にも、初心者がやりがちな間違いが3つあります。
タイトルにキーワードを詰め込む
タイトルの上限文字数65文字をフルに使って、キーワードを詰め込むのは間違いです。
キーワードを詰め込むとタイトルが見づらくなるうえ、関連性の低いワードが並んでいると判断されて、却って検索順位を落とします。
- 商品の色、サイズ
- 「中古」「即決」などヤフオクの設定項目
- 「~向け」「オススメ」など意味の薄いワード
タイトルに入れる情報は「メーカー・型番・商品名・動作確認内容」だけで十分。
その他の情報は不要です。
新規出品を繰り返す
先述のとおり、出品からの経過時間は検索順位に影響を与えます。
はっきり言えば、新しく出品された商品ほど検索上位に表示されやすくなります。
そのため、出品する→1日後に出品を取り消す→新しく出品する、といった新規出品の繰り返しを行う人がいますが、無意味なのでやめましょう。
入札者は賢いため、オークションの終了間際まで入札を行いません。
新規出品を繰り返すのは、得られるはずだったせっかくの入札機会を減らすだけです。
検索順位にこだわるよりも、過去10年の相場検索を行って価格を正確に設定する方が、効果的ですよ。
画像を加工して商品をきれいに見せる
商品画像は商品コンディションを正確に伝えるためのものですから、加工で印象操作するのはやめましょう。
商品を見やすくするためトリミングなどを行うのはOKです。
注目のオークションと異なり効果があるヤフオク対策3つ

ヤフオクで有効な工夫が3つあります。
3つの工夫を実践すれば、検索順位にかかわらず、商品を売ることができますよ。
過去10年の落札履歴をリサーチする
販売で大事なのは、結局のところ値段。
価格設定を間違っていると、販売をどんなに工夫しても売れません。

耳が痛い話だと思いますが、筆者が8年間のヤフオク販売で出した結論です
回転率の高い商品であれば、ヤフオク標準機能で180日間の落札履歴を調べればよいのですが、それでは見つからない商品がしばしばあります。
そして、ヤフオク標準機能で相場がわからない商品ほど、高い利益が出せます。
このような珍しい商品の価格を決めるには、過去10年間の落札相場検索が不可欠。
オークファンを使ってリサーチを行い、販売価格を決めるのが大事になってきます。
過去10年の落札履歴を使ったリサーチ方法はこの記事で解説しています。
商品説明を詳細に書く
商品の内容が購入希望者に伝わるよう、詳細に記述します。
- 送料
- 外観の傷汚れ
- 動作確認内容
- 付属品全て
- 返品規定
写真に付属品をすべて写す
付属品は商品説明にも書きますが、写真にも全て写してください。
できれば、1枚目の画像に本体機器・付属品全てが写っているのがベストです。
お客様は、付属品がどれだけあるのか不安に思っています。
1枚目の画像で商品内容すべてを明確に示すと、お客様は安心して商品を購入できます。
まとめ:ヤフオクで注目のオークションは意味ない?効果を解説
本記事では注目のオークションが不要な理由と上位検索不要のせどり戦略を解説しました。
- 「注目のオークション」は、お金を払って商品を上位表示させるオプション
- 商品が落札されなくても手数料が必要
- 上位表示させるよりも、過去10年の落札履歴を調べて、正確な価格設定をする方が重要
ヤフオク販売をしていると商品の検索順位が気になりますが、商品そのものの価値の方がより重要。
他のライバルが扱わず、どこにも売っていない商品を販売すれば、探し求めていたお客様は喜んで買ってくれますよ。
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