メルカリに商品が売れやすい時間帯があるのをご存じでしょうか?
結論を言えば、平日夜の20~23時と昼12~13時が売れやすい時間帯です。
とはいえ、時間帯を選べばすぐに売れるものではなく、適切な販売期間の設定も必要になってきます。

メルカリ歴8年の筆者は、回転率をもとに販売期間を見積もったうえで出品しています
本記事ではメルカリで商品が売れやすい曜日と時間帯、商品が売れるのに必要な期間を解説します。
最後まで読めば、メルカリの販売期間に関する疑問が氷解しますよ。
メルカリで商品が売れやすい曜日や時間帯

メルカリではいつでも平等に商品が売れるわけではありません。
売れやすい時間帯と曜日を解説します。
メルカリで商品が売れやすい時間帯は20~23時
メルカリでは一般的に夜間に商品が売れる傾向があります。
メルカリ公式によると、20~23時の夜間及び12~13時のお昼休みにメルカリアプリの閲覧が多く、商品が売れやすいとのこと。
メルカリShopsで、もっとも商品が売れやすい時間帯は20時から23時の夜の時間帯です。また、12時から13時のお昼の時間帯も商品が売れやすい傾向があります。
つまるところ、自分が売る商品の対象ユーザーに合わせて出品時間を調整する必要があります。
対象ユーザーに合わせた、おすすめの出品時間帯は下記のとおり。
- 主婦向け商品は9~13時
- 会社員向け商品は20~24時
- 学生向け商品は16~19時及び21~23時
誰が購買層なのか予想したうえで、出品時間をコントロールするのが有効です。

筆者は業務用品を中心に販売しているので、平日朝9時前を狙って出品しています
メルカリで商品が売れる曜日は土日祝日
商品が売れる曜日は、休日となる土日祝日だと言われています。
会社や学校がお休みのため、ユーザーがメルカリアプリを開いている時間が多くなるためですね。
商業の世界では昔から土日祝日に売り上げが増えるといわれており、実際に休日の来店客数は平日より多いというデータがあります。
平日に対する土日祝の客数比は平均 1.18 倍で、売場面積が拡大するほど大きい。
このように休日は商品が売れやすいため、土日祝日に集中して出品を行うのは有効な戦略です。
メルカリで売れる日にちは月末と月初
日にちによっても、メルカリの商品の売れ行きは変わってきます。
基本的には、月末と月初の1日目はメルカリの商品がよく売れます。
メルカリ公式の発表によると、通常の4倍以上の売り上げが見込めるとのこと。
メルカリShopsでは、月末最終日と毎月月初1日は売上がそれ以外の日と比べて4倍以上になります。月末月初は売上アップのチャンスです。
メルカリに限らず、ヤフオクやECサイトでも月末月初は売れ行きが上がるのは、筆者も経験しています。
おそらく、下記の理由で月末と月初に購買が進むのでしょう。
- 月末:給料日が月末に設定されている会社が多く、消費者の購買意欲が高い
- 月初1日目:会社の経費枠やクレジットカードのショッピング枠が更新されるため、ひと月分の購入が一気に行われる
メルカリで新規出品をする場合は、月末25日以降から月初の1日に集中して行うと、効率的に販売ができますよ。
売れる月と売れない月がメルカリにはある
月によってもメルカリでの商品の売れ行きは変動します。
一般的には、大型連休のある5月、8月、9月は売り上げが大きく落ちます。
外出の多い連休中は商品を自宅で受け取れないため、メルカリでの購入を控えるユーザーが多いためです。
そのため、大型連休中は新規出品を行わず、連休終了後に出品を開始したほうがよいでしょう。
特にプリンターや工具などの業務用品は、営業日数の影響をもろに受けます。
営業日日数が20日の月と16日の月では、それだけで2割の売り上げ差となりますからね。
メルカリで売れる曜日と時間をジャンルごとに解説

ここからは商品のジャンル別に、どの曜日と時間を狙って出品していくべきか、具体的に解説します。
古着は週末の夜間に売るのがベスト
アパレル関係の出品、特に古着は、下記の理由から土日の夜に出品するべきです。
- 衣服は購入まで時間がかかるので、まとまった時間がとれる土日が適している
- 休日に服の整理をする中で、不足しているものを中古で買う意欲が生まれやすい
- 季節の変わり目の衣替えは、時間の取れる土日で準備される
- 昼間活動した後、暑かった・寒かったので衣服を購入する需要がある
古着は季節の変わり目に売れるため、8月末、2月末に出品の準備をするのがよいでしょう。
メルカリで古着を売るコツは、下記記事で詳しく解説しています。
【関連記事】メルカリでいらない服を売るのはめんどくさい?古着が売れない理由を解説
本は平日の通勤通学時間が狙い目
参考書や教科書などの学習本、漫画やラノベなどのエンタメ用の本は、平日の朝・夕方に出品するのが狙い目です。
- 平日の朝と夕方は、電車やバス内でスマホを使う人が多い
- 電車通勤の人が、乗車時間中に読む本を探している
- 学生をターゲットにした商品は、朝の通学時間が売れやすい
- 夕方は「今日わからなかったことを解決したい」意欲が高く、本の購買意欲が高まる
- 他ジャンルと売れる出品時間が被らないため、差別化しやすい
フィギュアは平日の夜がターゲット
フィギュアやガンプラなど、アニメ作品の人形は、平日の夜に出品するのがメルカリで有効な戦略です。
- 20~40代男性がメイン購入層のため、仕事終わりの時間にチェックされやすい
- 平日夜は一人でできる趣味に費やす人が多いため、関連する商品が売れやすい
- 平日に購入すれば翌日発送してくれる人が多いため、すぐ欲しい人の需要がある
- アニメ放送やSNSで関連情報を見た人が欲しくなるパターンが多い
メルカリにおけるフィギュア販売、ガンプラの出品については、下記記事で解説しています。
【関連記事】メルカリでフィギュアを売るコツとは?送料赤字に陥らない発送方法を解説
【関連記事】メルカリでガンプラは売れない?完成品プラモデル販売の実情を解説
ぬいぐるみは土日の朝を出品時間にする
小さなお子様が購入対象のぬいぐるみは、土日の朝を出品時間にするのがベターです。
- 土日の朝は親子で一緒に過ごす家庭が多い
- 休日の買い物で見かけた商品を、メルカリで探す行動がみられる
- 朝のゆったりした時間に「癒し」となるアイテムが欲しがられる傾向がある
- 朝に出品しておくと、昼前の時間までタイムライン上位に表示されやすくなる
メルカリでぬいぐるみを売るテクニックは、下記記事で解説しています。
【関連記事】メルカリでぬいぐるみが売れない理由とは?8年の経験者が売るコツを伝授
食器は平日の昼間でも売れる
食器はメルカリで売るのが難しいジャンルですが、平日の昼間に出品して主婦層にアピールすると、チャンスが生まれます。
- 家事や仕事の合間にスマホを見ることが期待できる
- 特に主婦層・在宅ワーカーにアピールできる
- 主婦層が家の片付けや模様替えをしているタイミングに合わせると売れやすい
- 平日に購入すると商品が早く届くと期待する人が多い
メルカリで食器を売るコツと注意点は、下記記事で解説しています。
【関連記事】メルカリで使用済み食器は売れない?ベテラン8年選手が実情を解説
メルカリで商品が売れないときは何日待つ?

売れる曜日や時間帯を狙っても、商品がすぐ売れるわけではありません。
メルカリで商品が売れない時、何日待つべきかを解説します。
メルカリで売れるまでの時間の目安は1~7日
メルカリで商品が売れるのに必要な平均日数は、一般的に1日~7日。
1週間を超えると検索順位が下がり、なかなか売れない傾向があります。
必要販売期間の有力な参考情報として、メルカリ公式が発表している辞書の販売日数があります。
調査によると、辞書が売れるのに必要な期間は平均50時間だったとのこと。
出品してから売れるまでの時間は、平均で約50時間(およそ2日)です。比較的早く取引が成立する商品だと言えます。
比較的早く売れる商品で2日と考えると、一般的な商品が売れるのに1日~7日かかるというのは、妥当な値と言えるでしょう。
売れるまでに必要な時間は商品に依存する
商品が売れるまでに必要な日数の目安は1~7日ですが、これはもちろん、商品によって大きく状況が変わります。
トレカや中古ゲームソフトなどの商品は売れるのが早く、工具や楽器などは売れるまでに日数を要する傾向があります。

耐久消費財といって、長く使える商品は利益率が高い代わりに、売れるまでの日数が長くかかる傾向があります
商品によって売れるのに必要な日数は異なるわけですから、販売日数の予測にはリサーチが必須。
過去の販売データがわかるヤフオクを使い、下記の計算をすれば、売れるために必要な期間が概算できます。
現在の出品数÷過去180日間に落札された商品の件数×180日=売れるのに必要な期間(日)
例)
現在の出品数が45件、過去180日間の落札件数が2,213件なら、
45件÷2,213件×180日=3.7日 で商品が売れる
このように過去の記録を参照して、商品が売れるのに必要な日数を予測することは、メルカリの販売でも極めて有効。
さらにオークファンを使えば、より長期のデータを用いた詳細なリサーチが行えます。
メルカリで商品が売れるまでの閲覧数の目安
メルカリで商品が売れるのに必要な閲覧数の目安は100以上です。
もちろんケースバイケースではあるのですが、筆者の経験上、閲覧数が100未満だとメルカリではなかなか売れません。
メルカリの閲覧数が少ない場合は、下記の対策を行って商品ページが見てもらえるようにするのが得策です。
メルカリで商品が売れない時は見切りも重要
メルカリで商品が売れない場合、見切りをつけるのも重要。
商品の特性上、どうしても売れるのに時間のかかるものが存在するため、下記に当てはまる場合は見切りをつける判断も必要です。
- 想定販売期間を超過しても商品が売れない
- 値下げして再出品しても閲覧数が増えない
- 商品名称や出品カテゴリに間違いがないのに検索数が増えない
- 写真・商品説明をチェックして修正しても改善しない
上記の場合、メルカリでは売りにくい商品だと考えられます。
ヤフオクでオークション出品するか、リコマースなどの宅配買取を利用して現金化することをおすすめします。
まとめ:メルカリで売れやすい曜日や時間帯はいつ?売れる時間を解説
本記事ではメルカリで商品が売れやすい曜日と時間帯、商品が売れるのに必要な期間を解説しました。
- メルカリで売れやすい時間帯は20~23時
- 売れやすい曜日は土日祝日だが、大型連休中は逆に売れなくなる
- メルカリで売れるまでの期間は1~7日が目安
- 商品がなかなか売れない時は、宅配買取リコマースの活用が有効
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