入札の取り消しで困っていませんか?
何かペナルティがないかと心配している人もいるでしょう。
結論から言えば、入札取り消しを行っても出品者・入札者のどちらにもデメリットはありません。
入札取り消しの手続きも簡単にできます。

ヤフオク歴8年の筆者も、入札者に頼まれて入札取り消しを行った経験があります
本記事ではヤフオクで入札取り消しを行う方法と注意点を解説します。
最後まで読めば、ヤフオク入札の疑問が一つ解消できますよ。
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ヤフオクで入札を取り消すには

出品者・入札者の両方の立場から、ヤフオクで入札を取り消す方法を解説します。
ヤフオクで出品者側から入札取り消しを行う方法
出品者が、出品中オークションの入札取り消しを行うのは簡単で手数料もかかりません。
パソコンでの操作は下記の通り。
「マイオク」→「出品中」→取り消したい入札があるオークションをクリック→「入札の取り消し」→取り消したい入札者の横にある「取り消し」ボタンをクリック→「入札を取り消す」



アプリの場合は「マイページ」→「出品中の商品」→該当の商品を選択→「商品の管理・編集」→「入札を取り消す」で可能。



入札者から取り消し依頼があったとき、またはいたずら入札が疑われるときに入札取り消しを行ってください。
入札を取り消した際に、入札者をブラックリストに登録することも可能。
ブラックリストに登録された相手は、登録した相手のオークションに質問・入札ができなくなります。
ヤフオクのブラックリスト機能の詳細はこの記事で解説しています。
ヤフオクで商品自体を出品取り消しする方法
入札を取り消す以外にも、商品自体の出品取り消しをすることも可能。
入札取り消しとの違いは下記の通り。
- 出品取り消しをした場合、すべての入札がキャンセルされる
- 入札があったオークションの出品を取り消すと550円(税込)の手数料がかかる
- 自転車、オートバイの一部カテゴリは手数料が3,080円(税込)必要
- オークションが終了済みとなり、落札者もいない状態となる
入札者がいると手数料が発生する点が、入札取り消しとの最大の違い。
商品が破損するなど、取引自体が行えない場合に活用する機能が出品取り消しです。
出品取り消しの手続きは下記の手順で行います。
パソコンの場合は「マイオク」→「出品中」→オークションを選択→「オークションの取り消し」→内容を確認して「取り消す」を押す。




アプリの場合は「マイページ」→「出品中の商品」→該当の商品を選択→「商品の管理・編集」→「出品を取り消す」で可能。



出品取り消しと似た機能にオークションの早期終了がありますが、こちらはその時点での最高入札者が落札者になります。
何らかの理由でオークションの終了時間を早めたいときに利用するとよいでしょう。
ヤフオク早期終了のペナルティ・手数料についてはこの記事で解説しています。
落札前に入札取り消しを依頼する方法と例文
入札者側から入札のキャンセルをする方法はありません。

入札者がキャンセルできたら、いたずら入札し放題になりますからね
入札をキャンセルしたい場合は、質問欄から出品者に依頼する必要があります。
入札キャンセルの依頼例文)
お世話になります。誤って入札してしまいました。申し訳ございませんが、入札を取り消していただけないでしょうか。
表示名は○○、質問への回答は不要です。
大抵の場合は、出品者が入札取り消しの手続きを行ってくれます。
オークションが終了直前だったなどの理由でキャンセルできない場合もありますが、その場合は後述の対応を行えば大丈夫です。
商品落札後に入札キャンセルする方法と例文
入札キャンセルが間に合わなかった場合や落札後に間違いに気づく場合もあると思います。
そのような場合は、取引メッセージを送って出品者に落札者削除をしてもらいましょう。
落札後にキャンセル依頼する例文)
お世話になっております。商品を落札した○○と申します。
申し訳ございません。取引をキャンセルさせてください。
××という商品と間違えて本商品を落札してしまいました。
こちらの都合で恐縮ですが、落札者を削除していただけないでしょうか。
お手数おかけしますが、寛大なご対応をいただけると助かります。
出品者が落札者削除してくれれば手続きは完了。
悪い評価はお互いにつきませんし、入金前であればお金で揉めることもないと思います。
ペナルティの詳細は、間違えて商品を落札した時のキャンセル手順を解説したこちらの記事をお読みください。
ヤフオクで入札取り消しはずるい?

入札者としては、入札取り消しに対して不満に思う場合もあるでしょう。
入札取り消しはずるいのか、深堀りします。
ヤフオクの入札取り消しにペナルティはない
先述のとおり、開催中のオークションに対する入札取り消しに手数料は不要で、ペナルティは発生しません。
取引は双方の合意のもと行うのが基本。
入札者が出品者を選べるように、出品者も入札者を選べる仕組みとなっています。
入札者がいる開催中のオークションの出品を取り消す場合は少々異なり、550円の手数料が必要です。
手数料550円が実質的なペナルティとなっており、むやみに取り消しが行えない仕組みになっているわけですね。
商品を落札した後に出品者からキャンセルされた場合については、この記事で詳細に解説しているので、一読ください。
ヤフオクで出品者が入札取り消しを行う理由
入札者が意図しない入札取り消しが行われるのは、下記の理由が考えられます。
こうして見ると、仕方のない理由で入札取り消しをすることが多いとわかります。
入札者として不満を覚えるのもわかりますが、出品者による入札取り消しは、ずるいとは言えないでしょう。
出品者が取り消しを行った場合、商品ページに理由が書いてある場合があります。
一度該当の商品ページを確認し、追記がないかチェックするのがベターです。
ヤフオクで入札取り消し・出品取り消しされたときの対処法
入札取り消しされて納得がいかない場合、質問欄から出品者に理由を尋ねてみるのがよいでしょう。
質問例)
お世話になります。先ほど入札させていただいたのですが、取り消しされてしまいました。
何か問題がございましたでしょうか?
今後の参考にしたいので、理由を教えていただけますと幸いです。
とはいえ、一度入札を取り消されると、同じオークションに再入札はできません。
あくまでも、参考に理由を教えてもらうつもりで質問しましょう。
自分の評価が低い場合、出品者が警戒することがあります。
この記事に書かれている方法で評価を上げると、入札取り消しのリスクを減らせます。
商品自体の出品が取り消された場合は、出品者と連絡を取る手段がありません。
何らかの理由で商品を販売できない状態になった可能性が高いので、入札するのは一旦あきらめましょう。
運が良ければ、数日後に同じ商品が再出品されるかもしれません。
出品者をフォローして、出品される商品をマークするのも一つの手です。
ヤフオクで入札を取り消すときの注意点

出品者の立場から、入札取り消し・出品取り消しの注意点を解説します。
ヤフオクの出品取り消しには手数料が必要
先にも書きましたが、ヤフオクの出品取り消しには手数料が必要なパターンがあります。
上記のとおり、入札者がいる場合は、手数料550円が必要なので注意してください。

商品に問題がないのであれば、早期終了してオークションをさっさと終了させた方がよいと思います
入札取り消しを使った吊り上げは規約違反
入札の取り消しができるからと言って、複数アカウントを使った吊り上げを行ってはいけません。
複数アカウント使った吊り上げ入札とは、下記の手法を指します。
- アカウントAを使い、オークション形式で商品を出品する
- 購入希望者が商品に入札を行う
- アカウントBを使って、自分の商品に高価格の入札を行い、最高入札者になる
- 購入希望者がより高い価格で再入札を行うも、アカウントBの入札には届かない
- アカウントBの入札をアカウントAから取り消す
- 購入希望者は再入札した時の高い価格で購入することになる
この手法を使えば、購入希望者に高い値段で商品を買わせることができますが、れっきとした違反行為です。
自分の商品に入札を行うことはガイドラインではっきりと禁止されているからです。
~(中略)~
20.自身の出品したオークションに入札行為を行うこと。なお、入札の成否を問いません。
例 偽名を使用したり第三者を通したりするなどして商品等に入札する
同じ理由で、出品した商品を自分の別アカで落札し、落札者削除するのもNG。
「ヤフオクで複数アカウントは禁止?電話番号なしで作成可能か解説」の記事で書いたとおり、ヤフオクで複数アカウントを使うのは問題ないですが、吊り上げ入札は絶対ダメなので、行わないでください。
出品取り消しはうざいと思われる可能性がある
開催中のオークション自体を取りやめにする出品取り消しは、入札者からうざいと思われる可能性があります。
- 入札者の期待を裏切ることになるため
- 入札者にしてみれば時間と労力を無駄にしたと感じるため
- 出品取り消しを繰り返す出品者の場合、取引の意志を疑われるため
出品取り消しは、商品の破損などでオークションが続けられなくなった時の最終手段。
軽い気持ちで行わないのが無難です。
入札取り消しの依頼は拒否することも可能
先述のとおり、間違って入札を行った人から入札取り消しの依頼が来ることがありますが、これは拒否することも可能です。
ヤフオクのヘルプにも下記のように書かれています。
実際に入札を取り消すかは出品者の判断に任されています。必ず取り消されるとは限りません。
現実問題として、簡単に入札取り消ししていたらオークションにならないですからね。
購入希望者は、間違いがないように確認してから入札するようにしましょう。
とはいえ、注意していても間違えてしまうことはあります。
間違えて落札してしまった場合のキャンセル手順はこの記事で解説しています。
まとめ:ヤフオクで入札取り消しはずるい?キャンセル例文を解説
本記事ではヤフオクで入札取り消しを行う方法と注意点を解説しました。
- 開催中のオークションの入札取り消しは、出品者であれば簡単にできる
- 入札者が自分で入札取り消しはできないので、質問欄から出品者にお願いする
- 入札取り消しを行っても、双方に悪い評価はつかない
- 入札取り消しを使った吊り上げ行為は規約違反なので、行わないこと
ヤフオクでよい商品を探すには相場検索が重要。
オークファンを使うと過去10年の落札履歴がわかり、入札価格の精度がグッと上がります。
相場検索の実践的使い方を解説したこの記事を読めば、あやふやな価格見積もりから卒業できますよ。
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