- せどりの商品リサーチ方法がわからない
- 商品を仕入れる判断基準を教えて
- 商品リサーチのツールは何を使ったらいいの?
商品リサーチの仕方がわからず悩んでいませんか?
あやふやな基準で仕入れてしまい、商品が売れずに困っている人もいると思います。
せどりにおける商品リサーチは重要度が高く、稼ぐためには習得必須です。
私が月20万円稼げるのも、商品リサーチを勉強したからです。
商品リサーチで見るべき指標は、回転率と利益率。これを見て仕入れ判断を行います。
本記事では、回転率・利益率の計算方法と具体的な商品リサーチのやり方を解説します。
最後まで読めば商品リサーチの方法がわかり、利益の出る仕入れが行えるようになりますよ。
せどりにおける商品リサーチ方法の重要性
せどりで商品リサーチが重要なのは、仕入れ段階で利益がほぼ決まるからです。
せどりは価格差をとるビジネスで、安く仕入れた商品を適正価格で販売することで利益を得ます。
適当に仕入れた商品を、販売で工夫して高く売るやる方は誤っており、うまくいきません。
あいまいな商品リサーチで仕入れると商品がなかなか売れず、苦労します。
仕入れた時点で勝負が決まるので、商品リサーチをしっかり行うことが重要なのです。
商品リサーチがツール任せではダメな理由
せどり用のツールは無料・有料含めて多数ありますが、これらを使えば自動的に稼げるわけではありません。
ツールはデータを取得する道具で、仕入れの指標を算出して判断を下すのは人間が行います。
めんどくさいから、ツールに判断させるのはダメ?
ダメ。ツール任せだとライバルの競争に勝てないよ!
自分で判断しないと、同じツールを使っているライバルと取り合いになり、仕入れが困難に。
特にバーコード読み取りを用いた仕入れでは、多数のライバルと戦うことになり価格競争が発生。
値下げ合戦が起こり、利益率が低くなります。
競争から抜け出すためにも、過去の販売データ取得をツールで行い、仕入れ判断は自身で行うのがベストです。
せどりのデータ取得ツールはオークファンがおすすめ。
過去10年間のヤフオク落札履歴を調べられ、ライバルが見落としている高利益商品を見つけられます。
副業せどりでは高利益の中古ハードグッズがおすすめ
副業のせどりでは、新品ではなく中古で行うのがおすすめ。
中古は商品1個当たりの利益が高く、少ない商品個数で利益を確保できます。
せどりに使える時間が限られるサラリーマンの副業では、中古が稼ぎやすくおすすめです。
新品せどりと中古せどりの詳細な比較はこの記事で解説しています。
中古のなかでも、ハードグッズと呼ばれる耐久消費財は特に高利益。
ハードグッズは使用しても価値が減じにくく、中古でも高値がつきます。
しかも、低回転の商品で売りにくいため、お店で安く仕入れられます。
ネット販売すれば日本全国のお客さんにアクセスできるので、売るのにも困りません。
中古ハードグッズで大きな利益を確保するのが副業せどりのおすすめ戦略です。
せどりの商品リサーチで見る指標
商品リサーチで見るのは、売れやすさ(=回転率)と利益の大きさ(=利益率)です。
過去の販売履歴を調べて、回転率と利益率を計算して仕入れ判断を行います。
回転率と利益率の計算式
回転率と利益率は下記の計算式を使って算出します。
回転率の計算
在庫日数=販売日-仕入れ日
回転率=30÷在庫日数
利益率の計算
利益額=販売価格-仕入れ価格-送料・手数料
利益率=利益額÷販売価格×100
回転率×利益率=稼ぐ力
回転率は、一定の期間に商品が何個売れるかを表しています。
回転率が2.0個/月であれば、その商品は月2個、売れる力を持っていることが分かります。
一方で利益率は、売上のうち何%が収入になるかの指標。
利益率が40%であれば、その商品は売上の40%分儲ける力を持っていることになります。
そして商品の稼ぐ力=回転率×利益率です。
例えば、販売価格10,000円、回転率2.0個/月、利益率40%の商品なら、
10,000×2.0×(40÷100)=8,000円の収入をひと月に生み出す力を持っています。
稼ぐ力、つまり回転率と利益率の掛け算が大きいものほど優良な商品なので、積極的に仕入れましょう。
回転率と利益率の相関関係
利益率と回転率は負の相関があり、一方が高ければもう片方が低くなる傾向があります。
利益率と回転率のバランスがとれるよう市場の原理が働くためです。
回転率が良く、飛ぶように売れる商品があったとします。
売り手としては、利益率を改善したいので値段を上げます。
そうすると、買う人が減るので自然と回転率が落ちますよね。
利益率と回転率のバランスが取れる、ちょうどよい値段で落ち着くのです。
稼ぐ力が大きい商品を仕入れるのですが、回転率と利益率の両方高いというわけにはいきません。
どちらかに重点を置いて仕入れ判断をすることになります。
副業せどりでは低回転率・高利益率の商品を仕入れる
サラリーマンが行う副業せどりでは、低回転率で高利益率の商品を仕入れます。
なぜ、わざわざ売れにくい商品を仕入れるのか?
売れにくい商品は、店舗で安値で売られているのに、ネットでは高値で販売できるからです。
店舗(ネットショップ含む) | 副業せどり |
---|---|
固定費がかかる | 固定費不要 |
毎月の売上必須 | 売上目標不要 |
売れにくい商品は手放したい | 売れにくい商品を長期間保有可能 |
低利益になっても現金が必要 | 現金の確保容易で高利益を狙える |
地域のお客がターゲット | 日本全国のお客がターゲット |
ネットショップを含む店舗は、家賃や人件費などの固定費をまかなうため毎月の売り上げ目標があり、売れにくい商品を値下げして販売します。
こうした商品を狙って仕入れ、適正価格でネットで全国販売すれば、価格差で利益を得ることができます。
個人と企業でビジネス環境が異なることを利用して価格差を得る、これがサラリーマンのとるべき戦略です。
低回転率の商品を調べる場合は、オークファンが必要。
ヤフオクの標準機能では過去180日間の落札記録しか調べられず、低回転率の商品が見つかりません。
オークファンを使うと過去10年間の落札履歴をリサーチでき、ライバルが身としている高利益商品を見つけられます。
具体的なせどりの商品リサーチ方法
実際に商品をリサーチしてみましょう。
今回はオークファンは使わず、無料で使えるヤフオクの落札相場検索機能を使用します。
以降はPC画面で説明します。ヤフオクアプリでも方法は同じです。
過去の落札履歴を調べる
メーカ名と型番を入力し、過去180日間の落札相場を確認。
今回はEPSON PX-M6010Fというプリンターの仕入れリサーチを行います。
仕入れ候補の状態は中古、動作することは確認済み、仕入れ価格は8,000円とします。
この仕入れ候補をせどり商品として仕入れるべきか、リサーチして判断してみましょう。
検索欄に「EPSON PX-M6010F」と入力し、商品の状態は「中古」、カテゴリは「コンピュータ>周辺機器」で検索します。
価格は1~25,000円の範囲で落札されていることが分かりました。
しかし、安値で落札されている商品を見ると、ジャンク品が多いことがわかります。
仕入れ候補の商品は動作品なので、ジャンク品は除外します。
調べると5,185円まではジャンク品が並んでいるので、価格指定で5,200円以上を設定します。
これで、このプリンターの中古動作品の落札状況が分かりました。
過去180日間で38件落札されており、平均落札価格は14,957円です。
左欄の価格を見ても13,000~15,999円で8個落札されており、他の価格帯と比べても十分な落札個数があるので、相場は15,000円程度と判断できます。
落札価格帯の分布を確認
過去の落札相場を見るときは、分布に注意してください。
落札された個数の分布が平均値近辺で多くなっていれば、平均値は母数の代表値として信頼できます。(平均値≒最頻値であり、相場として使用できる)
逆に、平均値近辺で少なく、両極端で多くなっていれば、平均値を調べても意味はありません。
こういう場合は、コンディションの良し悪しで価格が二分化していることが疑われます。
低価格帯と高価格帯で商品状態が大きく異ならないか、付属品の有無で価格が変わってきていないかを調べましょう。
オークファンを使えば画面左上に落札価格帯の分布が表示され、相場価格が一目でわかります。
プレミアム会員なら過去10年間の落札履歴を調べることができ、さらに高利益の商品が見つかります。
回転率と利益率を計算する
一旦「開催中のオークション」に戻ります。
出品中のプリンターは2つで、最安値が25,000円です。
ここで15,000円で出品すれば最安値を取れます。他出品者の2商品はライバルになりえません。
過去180日間の落札相場では、13,000~15,999円で8個落札されていました。
つまり、15,000円で出品すれば180÷8=22.5日以内に落札されることが期待でき、
予想回転率は30÷22.5=1.33個/月です。
次に利益率の試算をします。
この仕入れ候補の仕入れ価格は8,000円でした。
ヤフオクの販売手数料は落札価格の10%、送料は別で落札者から受け取れます。
なので、予想利益額は15,000×(1-0.1)-8,000=5,500円
予想利益率は5,500÷15,000×100=37%です。
仕入れ判断を行う
予想回転率は1.33個/月、予想利益率は37%と算出されました。
物によりますが、中古ハードグッズの回転率は0.2~1.0個/月、利益率は30~70%くらいになることが多いです。
今回の商品は、回転率は大変優良、利益率はまあまあといったところなので、カモノハシなら仕入れます。
在庫管理をしていれば、自分の平均回転率と利益率が分かっているはずなので、それと比較して仕入れ判断を行いましょう。
今回は比較的回転率の高いプリンターでリサーチを行いました。
これを回転率の低い商品に絞るとさらに稼げます。
特に回転率が1.0個/月を割る商品は、店舗で安売りされているので高利益となります。
オークファンプレミアム会員に登録すると、過去10年間の落札記録を検索できます。
ヤフオク標準機能では見つけられない低回転率商品をリサーチできるので是非登録しましょう。
せどりの商品リサーチ方法Q&A
- Q商品のバーコードを読んで仕入れるリサーチではダメですか?
- A
ダメではありませんが、簡単にできる手法はライバルが多く利益率が低くなります。
多数の商品を扱う必要があり、手間がかかるので副業のせどりではおすすめしません。
- Q回転率の高い商品仕入れてはいけませんか?
- A
回転率が高くてよく売れる商品は、店頭から消えるスピードも速いです。頻繁に仕入れを行えない副業せどりでは狙うべきではありません。運良く回転率の高い商品を見つけた場合は仕入れて大丈夫です。
- Qオークファンはどのプランに登録すればよいですか?
- A
過去10年間の期間おまとめ検索機能が月1,200回使用できる「プレミアム会員」がおすすめです。各プランの内容はこの記事で解説しています。
まとめ:せどりの商品リサーチ方法 月20万円稼ぐ私が教えます
本記事では、回転率・利益率の計算方法と具体的な商品リサーチのやり方を解説しました。
商品リサーチは仕入れの基本で、ビジネス全体の成否を左右する技術です。
本記事を読んで正しいやり方を身につけましょう。
180日間に落札記録の無い低回転率商品に絞ると、より高利益を獲得できます。
高利益商品リサーチのやり方はこちらの記事で詳細に解説しています。
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