- 商品が売れないとき、どうしたらいいの?
- 売れない原因は何が考えられる?
- 在庫処分したほうがいいのか、判断基準を教えて!
せどりで商品が売れずに悩んでいませんか?
売れない原因がわからず何をすべきか迷っている人もいるはずです。
せどりでは、在庫管理を行ったうえで商品の見直しを行うことが重要。
私が月20万円稼ぎ続けられるのも在庫管理を継続しているからです
本記事では、せどりで売れない商品の確認方法と販売の見直しを解説します。
最後まで読めば、商品が売れないと悩まずに適切な処置がとれるようになりますよ。
せどりで売れない商品の確認方法
商品が順調に売れているかの判断を感覚で行ってはいけません。
対処が必要かどうか、数字で判断します。
そのためには、定期的な在庫管理と予想回転率の試算が必要です。
在庫管理を定期的に行い在庫日数を確認する
せどりの在庫管理とは、お金の流れを把握すること。
毎月在庫管理を行い、いくらのお金が商品に変わっているか確認します。
在庫管理の際、商品の在庫日数が何日かチェックしているはずです。
在庫日数とは、在庫が売れるまでにかかった日数のこと。
企業であれば在庫金額と売り上げから算出しますが、個人で行うせどりの場合は商品1個ごとに個別で算出します。
リサーチ時の予想在庫日数と比較する
在庫管理で確認した在庫日数と商品リサーチでの予想在庫日数を比較します。
商品リサーチ時には、回転率と在庫日数の予想値を試算します。
回転率とは商品が一定の期間で何個売れるかを表す指標のこと。
以下の計算式で試算できます。
予想在庫日数・予想回転率の計算式
予想在庫日数=検索期間÷落札個数
予想回転率=30÷予想在庫日数
計算例
オークファンを使った商品リサーチで過去10年間=3650日で13個落札されていた場合。
予想在庫日数=3650÷13=281日、
予想回転率は30÷281=0.11個/月となります。
在庫管理で確認した現状の在庫日数と商品リサーチ時の予想在庫日数を比べることで、商品が売れていないかを判断できます。
判断方法
在庫日数÷予想在庫日数<1:売れるのにまだ日数が必要
1≦在庫日数÷予想在庫日数<1.5:想定日数を超えているので、後述の項目をチェックする
1.5≦在庫日数÷予想在庫日数:完全に売れ残りになっているので、在庫処分を考える
在庫管理と商品リサーチをしっかりと行っていると、商品が売れていないか数字で判断可能。
直感で決めていると、適正価格で売れる商品を安値で放出してしまったり、売れ残っている商品をダラダラと長期間保持してしまうことが起きます。
在庫日数・予想在庫日数を算出して客観的な判断を行えば、せどり全体の利益を向上させることができます。
せどりで商品が売れない原因3つ
想定した期間を過ぎても商品が売れていない場合、原因を探ります。
商品が売れない時よくある原因をまとめました。
商品リサーチ時に予想回転率を試算していない
商品リサーチで予想在庫日数・予想回転率を試算していない場合、非常に売れにくい商品を仕入れてしまうことがあります。
10年間に1つしか落札されていない商品なら、10年近く保持しないと売れませんからね。
この場合は、あらためて予想回転率を試算しなおして、必要な販売期間を見直しましょう。
必要な販売期間があまりにも長すぎる場合は、後述の方法で在庫処分を行ってください。
商品リサーチでの予想回転率の試算はこの記事で解説しています。
在庫管理を行っていない
定期的な在庫管理を行っていないと、現在所持している商品の在庫日数がわかりません。
毎月決まった日に在庫管理を行いましょう。
私は月1回の在庫管理を欠かしたことがありません
在庫管理を行わずに感覚で商品が売れる・売れないの判断をしていると、安値での放出や過剰在庫を引き起こします。
数字で客観的に判断することが大切です。
適正価格で販売していない
商品リサーチで適正価格を試算していないと、商品は想定の日数で売れません。
商品を仕入れる前にリサーチを必ず行い、過去の落札履歴を調べてください。
商品リサーチのやり方はこの記事で解説しています。
過去の落札価格は平均値だけでなく、分布の形状も重要です。
単純に落札履歴の平均値を価格にするのではなく、落札価格帯の分布を見て判断してください。
落札価格帯の分布の詳細はこの記事で解説しています。
せどりで売れない商品の在庫処分前チェック7項目
売れない商品が見つかった場合、販売にミスがないかチェックします。
在庫処分前に7項目のチェックを行いましょう。
写真が不鮮明でないか
写真の質は重要で、商品写真が不鮮明だと売れません。
不鮮明な写真は印象が悪いだけでなく、不具合を隠しているのではないかと疑いをもたれます。
商品の視覚的情報をあますことなく伝えるため、写真は鮮明に撮影しましょう。
商品説明の情報量が少なくないか
商品説明が短く不親切だと、商品に何かデメリットがあるのではと思われます。
外観の傷や汚れなどマイナス面もしっかり記述することで、むしろ安心して購入してもらえます。
特に中古では、商品説明がしっかり書かれていないと購入につながりません。
外観の傷汚れ、付属品の有無、送料、返品規定を余さず記載しましょう。
また、商品説明の中でもコンディションは重要度が高いです。
通電まで確認したか、モーターが動くところまで確認したか、詳細に記述されているかチェックしましょう。
付属品は全て写真と商品説明に記載しているか
付属品が全て写真に写っているか、商品説明に全て記載したか確認しましょう。
「付属品は画像に写ったものがすべてです」で済ますのはダメ!
明確でない点が少しでもあると、不安に感じられて購入が遠のきます。
写真に付属品を掲載するのはもちろん、商品説明でもすべての付属品を記載してください。
ライバルより高値を付けていないか
他の出品者が自分より安値を付けていないか確認しましょう。
出品当初はライバルがいなくても、のちに同じ商品が出品された可能性があります。
商品の見直しを行った際、ライバルの状況をもう一度確認して価格の見直しを行うと不良在庫を減らせます。
タイトルに誤記がないか
タイトルの誤記のせいで検索に引っかからない可能性があります。
タイトルのメーカー・型番・商品名に誤記がないか、もう一度確認しましょう。
誤記の例
〇富士フイルム ×富士フィルム
〇ビックカメラ ×ビッグカメラ
〇キヤノン ×キャノン
出品するカテゴリを間違えていないか
出品するカテゴリを間違えていないか、確認しましょう。
そんな間違いしないと思うかもしれませんが、案外やらかします。
私もこれまでに出品カテゴリを何回も間違えました
特に、いつもと違うカテゴリの商品を出品するとき、つい癖で普段と同じカテゴリに出品するミスがあります。
ありえないと決めつけず、丁寧にチェックを行うことが大切です。
質問への返答が遅くないか
ヤフオクには商品の質問を行う機能があります。
付属品の詳細や取引条件について、購入者希望者が出品者にメッセージを送る機能です。
質問を受け取ったらすぐに返答してください。
商品が購入されやすいのは、販売ページを見た直後です。
時間を置くほど買いたい気分が薄れていくので、疑問点をすぐに解決するのが重要です。
質問されてから24時間以内に回答するのが原則です。
せどりで売れない商品の在庫処分方法3つ
販売ページにミスがなかった場合は、死に筋の商品と判断して在庫処分を行います。
在庫処分は、在庫日数が過大になった商品を早めに現金に戻す作業です。
在庫が増えて過剰在庫になり、保管の手間と費用が雪だるま式に増えるのを防ぐための処置を行います。
値下げを行う
前述のチェックで販売ページに問題ないことがわかった場合、値下げを行います。
現在の販売価格の20%引きを目安に、値段を変更しましょう。
100円、500円単位の小刻みな値下げは効果が薄いです。
わずかな値下げでは価格の変化を感じにくく、販売促進の効果は見込めません。
在庫処分対象の売りづらい商品であることが判明しているので、2割引きで一気に値下げをするのが得策です。
オークション形式に切り替える
値下げを行っても買い手が現れない場合は、オークション形式の販売に切り替えます。
1円で開始し、開催期間は最長の7日とします。
オークション形式では、入札者が一人でもいれば開催期間中に売り切れるので在庫処分に最適。
ただし、高値での落札は期待できないので、あくまでも在庫の処分と割り切るのが吉です。
リサイクルショップの買取に持ち込む
値下げしてもオークション出品しても売れない場合、近くのリサイクルショップに持ち込みます。
持ち込むお店のおすすめはハードオフ。
ほとんどの商品を買い取りしてくれ、断られる場合がほとんどありません。
出張買取サービスを行っているお店もありますが、店舗に直接持ち込むのがベター。
出張買取だと1,000円の査定だったのが、持ち込みだと3,000円になるケースがザラにあります。
交通費・人件費が発生する出張買取だと、お店としても価格を割り引いて買い取ることになるのでしょう。
手間を惜しまず、リサイクルショップに持ち込んで査定してもらうのを推奨します。
まとめ:せどりで売れない商品どうする?失敗しない在庫処分ルールを解説
本記事ではせどりで売れない商品の確認方法と販売の見直しを解説しました。
商品が売れない時、どうしても感情的になり直感で判断してしまいがちです。
せどりは価格のやりとりですから、必ず数値に置き換えて判断します。
数値を使った冷静なビジネスを行いましょう。
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