返品方法で悩んでいませんか?
着払いで返品したいけれど、トラブルにならないか心配な人もいるでしょう。
結論から言えば、メルカリの返品を着払いで行うこと自体は問題ありません。
出品者としっかり同意を取れば大丈夫です。

メルカリ歴8年の筆者も、着払いの返品対応を経験しています
本記事ではメルカリで着払いの返品を行う方法と注意点を解説します。
最後まで読めば、メルカリ返品の疑問が氷解しますよ。
メルカリ返品方法で着払いは使える?規約をもとに解説

返品を着払いで送ってよいのか、気になると思います。
メルカリでの実情を解説します。
メルカリの返品方法で着払いは問題ない
結論から言えば、メルカリの規約で着払いでの返品は禁止されていません。
送料負担をどちらが負うべきかは、メルカリでは出品者と購入者が協議して決めることになっています。
返品時の配送方法、送料の負担は、出品者・購入者間で取り決めてください。
出品者・購入者のどちらが負担するか明言していないのは、原因がどちらにあるかがケースバイケースで異なるからです。
下記のように出品者側に非がある場合、うまく交渉を行えば、着払いで返品することは十分可能ですよ。
返品送料を払いたくない場合は事前の合意が重要
協議で送料負担が決まるということは、メルカリでは返品時の交渉が重要ということ。
特に着払いは受け取り時に送料負担が発生するので、事前の合意がないとトラブルになります。
必ず、返品作業に入る前にメルカリの取引メッセージで合意をとりましょう。
合意をとる際は下記の点に気を付けるとスムーズに交渉できますよ。
- 返品理由が出品者側にあることを示し、合理的な送料負担であることを説明する
- 返品方法、送料を事前に伝える
- 可能な限り返品送料が安くなる配送方法を選択する
メルカリ返品でどちらが送料負担するかの判断基準

返品送料は払いたくないものですが、どちらかが必ず負担しなければいけません。
購入者・出品者のどちらが送料負担すべきか、判断基準を解説します。
購入者が返品送料を負担すべき場合
メルカリの返品送料は、非がある方が負担するのが原則。
下記の場合は、購入者側が返品の送料負担を行うべきです。
- 商品ページに記載のある情報を見落としていたことによる返品
- 購入者側の事情が変わり、商品が不要になった場合
- 微妙な色合いや手触りが気に食わないなど、出品者に非がない場合
- 他に安い商品を見つけたため、購入をキャンセルしたくなった場合
出品者が返品送料を負担すべき場合
逆に、出品者側の落ち度が大きい下記の場合は、出品者が送料を負担すべきです。
- 大きな傷や破損など、重大な欠陥が商品説明に書かれていなかった
- 届いた商品が写真と大きく異なっていた
- 商品説明と異なる商品が到着した
- 商品説明に記載のある付属品が荷物に入っていなかった
- 動作品として出品されていたのに、到着した商品が動作しなかった
出品者が送料負担することを納得したら、着払いで返品することを提案しましょう。
着払いなら現金のやり取りが発生しないため、出品者も提案に応じる公算が高いです。
着払い提案の例文)
返品送料を出品者負担とすることに同意いただき、ありがとうございます。
返品はゆうパケットの着払いで行わせてください。
荷物の受け取り時に、送料の精算を行ってもらえると助かります。
補足:メルカリ事務局が送料負担する場合もある
返品送料は、基本的には購入者・出品者のどちらかが支払うのですが、例外的にメルカリ事務局が送料負担することもあります。
商品の破損など、全額補償サポートの対象となるケースでは、送料を含めた支払い代金すべてが補償されます。
全額補償サポートとは、配送方法にメルカリ便を使っている場合に申請できる補償。
メルカリヘルプセンターから事務局へ補償を申請でき、認められた場合は支払い代金が戻ってきます。
■改定内容
改定前:取引進行に伴い発生する返送料・再発送料は事務局が負担し、取引完了を促す。
改定後:購入者は、誤って届いた商品を「着払い」で返送し、出品者にて返送料をご負担いただく。
出品者は、商品が手元に戻ってきたことを確認次第、キャンセル手続きを行う。
出品者が発送先を誤った場合は、上記内容を出品者に取引メッセージで伝え、着払い返品を行いましょう。
メルカリ返品を着払いで行うやり方

出品者が送料負担することの同意を取った後、着払い返品を進める具体的なやり方を解説します。
- STEP1:メッセージで送料負担の合意を取る
- STEP2:返品送料の安い配送方法で着払い返品を行う
- STEP3:メルカリアプリからキャンセル申請・同意を行う
- 番外:着払いでポスト投函できるおすすめ返品方法
STEP1:メッセージで送料負担の合意を取る
最初にメルカリ機能の取引メッセージで連絡を取り、返品の同意をとりましょう。
同時に返送方法も確認し、どちらが送料負担するか明確にします。
着払いで返品したい場合は、必ずこの段階で同意をとりましょう。

あとから着払いのことを持ち出すと、もめる可能性が高いです
下記のメッセージ例文を参考にしてください。
返品交渉の参考例文)
本日、注文したジャケットを受け取りました。チェックしたところ、背中側下に大きな破れがあり、使用するのは難しい状態です。
つきましては、返品対応をお願いします。返品はゆうパケットの着払いで行い、送料は○○円になる見込みです。
上記の内容について、一度お返事いただけると幸いです。
STEP2:返品送料の安い配送方法で着払い返品を行う
出品者と購入者で送料負担の同意が取れたら、返品を行います。
事前に同意をとった配送方法で着払い返品し、取引メッセージを使って発送したことを伝えます。
- いつ発送したか
- 到着予定日
- 追跡可能な配送方法の場合は、追跡番号
上記内容を面倒くさがらずに連絡しておくと、出品者に安心してもらえますよ。
着払い返品では、送料が安い配送方法を選択するのが重要。
出品者側が送料負担するわけですから、高額な送料だと同意を取るのが難しくなります。
後述するゆうパケットだと、送料が安くなるのでおすすめです。
STEP3:メルカリアプリからキャンセル申請・同意を行う
無事商品の返品が完了したら、メルカリアプリからキャンセルの手続きを行います。
具体的には下記の流れで進めます。
- 取引画面内のキャンセル申請フォームから、出品者がキャンセル申請を行う
- 取引画面に同意ボタンが表示されるので、購入者がキャンセル申請に同意する
- 返金手続き完了まで、事務局の対応を待つ
キャンセル申請フォームについてはメルカリヘルプで詳しく解説されているので、困ったときはか確認してください。
番外:着払いでポスト投函できるおすすめ返品方法
着払いで送れる配送方法は下記の方法があります。
| 配送方法 | 送料 | サイズ | 発送 |
|---|---|---|---|
| ゆうパケット | 250円~ | 厚さ3cm以内かつ3辺の合計が60cm以内 | 郵便窓口、ポスト投函 |
| ゆうパック | 810円~ | 3辺の合計が最大170cm以内 | 郵便局窓口、コンビニ |
| ゆうメール | 180円~ | 1kg以内 | 郵便窓口、ポスト投函 |
| 宅急便 | 930円~ | 3辺の合計が200cm以内 | 集荷、営業所、コンビニ |
| 宅急便コンパクト | 全国一律450円 | 専用ボックスのサイズ | 集荷、営業所、コンビニ |
このうち、おすすめの返品方法はゆうパケット。
ゆうパケットは追跡可能なうえ、ポスト投函できる手軽さがあります。
送り方は簡単で、着払い用のゆうパケットラベルを郵便局でもらってきて、返品商品に貼るだけ。
あとはポスト投函すれば、着払いで配送できます。

着払い用のラベルがない場合は、荷物の目立つ個所に「着払い」と記述すれば大丈夫です
メルカリ返品方法で着払いを選択するときの注意点

着払いは便利なサービスですが、注意点もあります。
出品者の返品送料負担であることの同意を得る
着払いでの返品でやってはいけないのは、出品者の同意を得ずに送ること。
同意を取らずに送料負担を強いると、確実にトラブルとなります。
メルカリで返品を行う場合、出品者が送料負担することの同意を絶対に取りましょう。

商品に問題がある場合の返品であれば、大抵の出品者が同意してくれますよ
着払いの返品送料は可能な限り抑える
出品者に送料負担をしてもらうために重要なのが、返品送料をできるだけ抑えること。
自分が払わないからと言って割高な配送方法を採用するのは論外で、可能な限り安い配送方法を使用しましょう。
相手の負担を考えて誠意を示すことで、返品をスムーズに進めることができますよ。
筆者のおすすめは、先述したゆうパケットです。
メルカリでは匿名で着払い返品は行えない
メルカリは匿名配送が充実しているので、返品も匿名でしたい人もいるでしょう。
残念ながら、着払いでは匿名配送を利用できません。
どの配送方法でも必ず送り主の住所表記が必要になります。
受取人のもとに荷物が到着してはじめて料金を受領できる関係上、送り主の情報は当然必要になります。
どうしても住所を教えず返品したい場合は、着払いとせず、下記記事の返送方法を採用しましょう。
【関連記事】メルカリ返品で住所教えたくない!住所悪用を防ぐ5つの裏技を紹介
まとめ:メルカリの返品送料は払いたくない!着払い可能な方法を解説
本記事ではメルカリで着払いの返品を行う方法と注意点を解説しました。
- メルカリ返品で着払いを選択することは全く問題ない
- 着払いで返品するときは、事前に出品者と同意を取ることが重要
- 返品の送料は、購入者と出品者で落ち度の大きい方が負担するのが原則
- おすすめの着払い返品方法は、ポスト投函可能で追跡番号もある、ゆうパケット
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