落札価格が思うように上がらず苦労していませんか?
最低落札価格という機能に興味がある人もいるでしょう。
結論を言えば、最低落札価格設定は既に廃止され、復活の可能性もほとんどありません。

とはいえ、正しい取り組みを行えば、ヤフオク販売で利益を出すことは十分に可能です
本記事では最低落札価格設定が廃止された理由と最新のヤフオク販売対策を解説します。
最後まで読めば、商品販売の悩みが氷解しますよ。
ヤフオクで商品が売れずに苦労していませんか?
販売が振るわないのは落札相場を調べていないのが原因。
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ヤフオクの最低落札価格設定は廃止済み

ヤフオクではかつて最低落札価格設定が存在しましたが、廃止されました。
最低落札価格設定について解説します。
最低落札価格設定とは
最低落札価格とは、昔のヤフオクに存在した機能。
出品者が最低落札価格をオプション設定しておくと、その商品は最低落札価格未満では落札できない仕様でした。
例)
最低落札価格が1万円に設定された商品に対して5千円で入札した場合、「最低入札額を下回っています」と表示され、オークションが終了しても落札できない。
しかも、最低落札価格は非公開で、入札者からは見えない仕様。
当然、入札者からは心よく思われておらず、2019年に廃止となったわけです。
2019年9月30日(月)午前11時ごろに、最低落札価格をはじめとした下記の有料オプションの設定を終了いたしました。
最低落札価格はなぜうざいと言われた?
最低落札価格については、うざい、不必要という声が少なからずありました。
- せっかく入札しても無駄になる可能性がある
- 最低落札価格は非公開で透明性に欠ける
- 開始価格を自分の希望額に設定すれば済む話
筆者も、最低落札価格は入札者にデメリットしかないオプションであり、存在価値がないと考えていました。
2019年に廃止となったのは、当然と言わざるを得ません。
最低落札価格設定が廃止された理由
最低落札価格の廃止理由について、Yahoo!JAPAN公式の説明はありません。
ただ、下記の理由であろうとは推測できます。
- 最低落札価格に対する入札者の不満の声があった
- 利用する人が少なく、存在意義の薄いオプションだった
- メルカリに対抗してシステムのシンプル化を図った
ヤフオクには多数の有料オプションがあったのですが、利用する人が少なく、あまり意味のない状態でした。
さらにスマホで簡単に出品できるメルカリというライバルが現れ、ヤフオクもシステムの単純化を進める必要がでてきました。
そこで、最低落札価格設定を含む不要なオプション類は丸ごとなくしてしまおう、となったのが実情でしょう。
実際、最低落札価格がなくなるのと同時タイミングで下記の有料オプションも無くなっています。
- アフィリエイト
- 太字テキスト
- 背景色
- 目立ちアイコン
- 贈答品アイコン
- みんなのチャリティー
最低落札価格設定が復活する可能性は低い
最低落札価格をまた利用したいという出品者もいるかもしれません。
残念ながら、最低落札価格設定がヤフオクで復活する可能性は低いと思われます。
- ユーザーの利便性向上に反する機能であるため
- 元々利用する人が少ないオプションだったため
- メルカリの影響により定価販売形式が主流になりつつあるため
希望額に達しないオークションに対しては、最低落札価格とは別の対策が必要になってきます。
ヤフオクで希望額に達しないときの対処法

最低落札価格設定がない以上、一定以上の価格を目指すには工夫が必要です。
オークションで希望額に達しない時の対処法を解説します。
安く落札されたから出品取り消しするのは非推奨
ヤフオクでは落札前のオークションを取り消すことも、落札後に取引中止することも可能。
オークションの取り消しは下記の方法が存在します。
- 出品取り消し:落札前のオークションを取り消す。入札がある場合は550円(税込)の手数料が発生。
- 早期終了:オークションを即座に終わらせる。入札がある場合は落札される。
- 落札者削除:落札されたオークションで落札者を削除し、時点の候補者を繰り上げする。
- 取引中止:落札されたオークションの取引そのものを中断し、なかったことにする。
自分が希望する価格に達しない場合、上記の機能を使ってオークションを取り消し、再出品すればよいと考える人もいると思います。
しかし、希望額以下になるからという理由で取り消しを行うのは推奨しません。
- 繰り返し取り消しを行うと運営からペナルティを受ける可能性がある
- 購入希望者に迷惑がかかる行為である
- 取り消しを行う出品者という評判が立ち、入札が減る
この中で特に影響が大きいのが、3つ目の悪い評判が立つという理由。
取り消しが行われるので安く落札できないと思われたら、商品が購入されなくなります。

意外と同じ人が商品を見ていて、取り消しが頻繁に行われているかは気が付くものです
商品を高く売りたいと思っているのに、商品が売れなくなってしまうのは本末転倒ですよね。
そのため、高く購入されるまで取り消しを行うのは推奨しません。
ヤフオクで希望価格以下になりそうな時の対処法
オークション出品している商品に入札が集まらない時は、下記の対処法が考えられます。
- 写真枚数が1枚しかなければ、写真を追加する
- 不足している説明を探し、商品詳細に追記を行う
- 未回答の質問があれば回答する
入札が集まらない時は、商品の情報が不足している可能性が濃厚。
そのため、足りない情報を追加してあげると改善する可能性が高まります。
それでも入札が集まらない場合は、想定している落札価格が間違っている可能性が大。
後述の方法でしっかりリサーチすることをおすすめします。
最低落札価格に頼らないヤフオクの出品対策

ここからはビジネスでヤフオク販売を行っている人向けに、本当に効果のあるヤフオク出品対策を解説します。
出品前に落札履歴をリサーチするのが大切
販売で一番大切なことは、出品する前に相場をリサーチしておくこと。
当たり前ですが、見落としがちな視点です。
- カンで価格を設定している
- 180日間の落札履歴しか調べていない
- 落札履歴が見つからない商品を1円で適当に出品している
落札履歴は過去10年分をリサーチしてください。
ヤフオク標準機能で使える180日分の落札履歴では不足です。
小売りの経験がある人は分かると思いますが、180日で売れる商品は本当にごく一部です。
特に工具や楽器のような利益率が高い商品は在庫期間が高く、180日では売れません。
オークファンを使えば過去10年間の落札履歴は簡単に調べられます。
この機会にぜひ登録しましょう。
オークション形式より定額販売形式がおすすめ
せどりなどビジネスでヤフオク販売を行うのであれば、オークション形式よりフリマ形式(=定額販売)がおすすめです。
オークション形式と定額販売はそれぞれ下記のメリットがあります。
- 一定期間内でほぼ確実に売り切れる
- 価格設定が不要で1円出品しておけばよい
- 終了日時が分かっているので、予定を立てやすい
- 指定した即決価格で販売できる
- 回転率が低く販売期間が長くなる商品に向いている
- 購入希望者が商品を見つけたときにすぐ購入できる
まとめると、在庫をすぐに捌きたい時はオークション形式、時間をかけて利益を確保したい時は定価販売が向いています。
せどりでヤフオク販売を行うなら、定価販売をメインに据えて、オークション形式は在庫処分として利用するのがよいでしょう。
在庫処分は買取屋を利用するのもおすすめです。
【関連記事】せどりのおすすめ買取屋7選をベテラン実践者が解説
商品説明を充実させるのが重要
ヤフオクが優れているのは、商品説明を自由に詳しく書ける点。
特に中古販売の場合は、傷汚れはもちろん、動作チェック内容まで詳しく書く必要があります。
- 傷・汚れなど外観に関する情報
- 動作チェックをどこまで行ったかの情報
- 付属品の一覧
- 返品条件の詳細
- 領収書の発行や配送の日時指定など、対応できるサービス内容
知らない人から商品を購入することに対して、出品者が考えている以上にユーザーは不安を抱えているもの。
顧客の不安を解消することを「リスク・リバーサル」と言い、マーケティングでは基本中の基本として扱われます。
商品説明の充実は簡単にできるリスク・リバーサルであり、結果的に購入数を増やすことができます。

「商品内容は画像が全てです」で説明を終わらせてはダメですよ
まとめ:ヤフオク最低落札価格設定とは?廃止理由と復活の可能性を解説
本記事では最低落札価格設定が廃止された理由と最新のヤフオク販売対策を解説しました。
- ヤフオクの最低落札価格設定は廃止済み
- 希望落札価格に達しない場合に取り消しを行うのは悪手
- 出品前にオークファンで過去10年の落札歴をリサーチするのが何より重要
繰り返し説明したとおり、ヤフオク販売では相場検索が重要。
オークファンを使うと過去10年の落札履歴がわかり、入札価格の精度がグッと上がります。
相場検索の実践的使い方を解説したこの記事を読めば、あやふやな価格見積もりから卒業できますよ。
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