メルカリで記念硬貨を出品してよいものか、悩んでいませんか?
実はメルカリでは記念硬貨の出品が禁止されており、他のフリマアプリでも同様のルールが設けられています。

そのため、記念硬貨を現金化したい場合は、バイセルなどの買取サービスを利用する必要があります
一方で外国硬貨の出品は大丈夫など、メルカリの規約は複雑なところがあります。
そこで、本記事ではメルカリで禁止されている硬貨の種類と禁止になった経緯を解説します。
最後まで読めば、メルカリの硬貨出品に関する疑問が氷解しますよ。
メルカリでは記念硬貨・古銭の出品は禁止

メルカリで禁止されている硬貨の種類を解説します。
記念硬貨の出品は2025年にメルカリで禁止となった
記念硬貨とは、国家的事業や国際的な行事などを記念して発行される貨幣のこと。
通貨としても使用できますが、コレクター向けのアイテムとしての性格が強い貨幣です。

オリンピック開催記念の記念硬貨が有名ですね
そんな記念硬貨ですが、メルカリでは全面的に出品が禁止されています。
「現在有効な記念貨幣」がはっきりと禁止物に指定されているため、メルカリでは出品できません。
メルカリでは、有形/電子を問わず、金銭と同等に扱われるもの全般の出品を禁止をしています。
事務局が禁止出品物に該当すると合理的な理由に基づき判断した場合は、取引キャンセル・商品削除・利用制限などの措置を取る場合があります。
どのようなものが違反になりますか?
・現在有効な国内の銀行券(お札)・貨幣
・現在有効な記念貨幣
・現在有効な海外紙幣
実は、上記規定は2025年7月7日に改定されており、それ以前のメルカリでは記念硬貨が出品できていました。
| 時期 | 禁止規定の文言 |
|---|---|
| メルカリ規約の改定前 | 現在流通している国内の貨幣(記念硬貨含む) 現在使用可能な海外紙幣 |
| メルカリ規約の改定後 | 現在有効な国内の銀行券(お札)・貨幣 現在有効な記念貨幣 現在有効な海外紙幣 |
メルカリ規約が改定される前は、現在流通していない記念硬貨、例えばプルーフ硬貨やミント硬貨がメルカリで出品されていました。
他サイトの古い記事で「メルカリで記念硬貨が出品できる」と書かれているのは、この規約改定が原因。
メルカリ規約が改定された2025年7月以降、記念硬貨は禁止ですから、間違えないようにしましょう。
メルカリで海外紙幣はNGだが外国硬貨の出品はOK
上記の規約のとおり、「現在有効な海外紙幣」はメルカリでの出品が禁止されています。
一方、海外の硬貨は指定されていないため、外国硬貨はメルカリで出品できます。

海外旅行で余った外国硬貨のまとめ売りなどが、普通にできます
外国硬貨は出品できるのに、なぜ記念硬貨が禁止なのかというと、おそらく換金性の高さが原因でしょう。
後述しますが、メルカリでは現金出品が問題となった時期があり、抜け道として記念硬貨も悪用されました。
そうした現金出品の問題があるために、規約を改定して記念硬貨を禁止にしたと思われます。
メルカリで旧紙幣など古銭の出品は原則禁止
規約に書かれている通り、現在有効な国内の銀行券と貨幣はすべて出品が禁止。
旧紙幣であっても、古銭であっても、通貨として使えるものはすべてメルカリで禁止です。
逆に、既に無効になった古銭であれば、コレクション目的のアンティーク品として出品可能です。
| 出品可能な古銭 | 出品不可能な古銭 | |
|---|---|---|
| 出品可否の原則 | 金銭として使えないもの | 金銭として使えるもの |
| 古銭の例 | 小判、1円未満の少額通貨 | 聖徳太子の一万円札、記念硬貨、プルーフ硬貨 |
なぜメルカリで記念硬貨などの古銭が禁止なのか?

メルカリで記念硬貨が禁止された経緯を解説します。
メルカリでは過去に現金出品が問題となった
2017年、メルカリで額面以上の金額で取引される現金出品が問題となりました。
当時のニュースで広く報道されたので、知っている人も多いと思います。
メルカリはすぐに規約を改定し、現在発行されている紙幣が2017年4月22日から禁止になりました。
しかし、この「現金が出品される問題」はその後もメルカリを悩ませ続けました。
現金出品の代わりに記念硬貨・プルーフ硬貨が流通
現金の出品がメルカリの規約で禁止されると、記念硬貨が代わりに出品されるようになりました。
当時のメルカリ規約では「プルーフ硬貨」「ミント硬貨」が出品可能と書かれていたためです。
記念硬貨とプルーフ硬貨・ミント硬貨は、本来は別の概念。
ですが、メルカリのAIに出品を取り消されにくいため、どの記念硬貨にもプルーフ硬貨・ミント硬貨と記載され出品されていたのが実情でした。
下記のX(旧Twitter)ポストを見れば、当時の状況がわかると思います。
現在有効な記念貨幣がメルカリで出品禁止に
上記の状況を受け、メルカリ運営は2025年7月7日に規約改定を行いました。
この規約改定により、記念貨幣がはっきりとメルカリで禁止となりました。
プルーフ硬貨、ミント硬貨についても禁止です。
プルーフ硬貨、ケース入りのミント硬貨セット等の商品についても削除対象となります
こうしてメルカリでは外国硬貨以外の貨幣が出品禁止となりました。
もし記念硬貨を売りたければ、バイセルなどの買取業者に売る必要があります。
メルカリ以外で記念硬貨を売れるサービスを紹介

メルカリで出品が禁止されているので、記念硬貨を売るには別のサービスを利用する必要があります。
メルカリ以外のサービスで記念硬貨を販売できるか、解説します。
ラクマ・Yahooフリマでは記念硬貨の出品は禁止
フリマアプリのラクマ・Yahooフリマ(旧PayPayフリマ)でも、記念硬貨の出品は禁止されています。
楽天ラクマでは、金銭と同等に扱われる商品の出品を禁止しております。
具体的には以下が該当します。
・現在有効な紙幣及び通貨、仮想通貨(エラーコイン含む)
出品禁止物
クオカードや株主優待券、商品券、切手など金券類
現金、クレジットカードなどのカード類
ラクマは「現在有効な紙幣及び通貨」、Yahooフリマは「現金」と表記していますから、記念硬貨の出品は禁止です。
実情としては、2025年11月現時点ではラクマ・Yahooフリマに記念硬貨が何件も出品されています。
運営による出品削除が追いついていないのが現状。
そうはいっても、見つかればペナルティが課される可能性が高いので、記念硬貨の出品は控えるのが無難でしょう。
ヤフオクでは記念硬貨・外国硬貨の出品は禁止されていない
ヤフオクでは、記念硬貨・外国硬貨の出品は禁止されていません。
ヤフオクで禁止されている出品物はこちらのページに記載されていますが、記念硬貨・外国硬貨は書かれていません。
ヤフオクに「記念硬貨」カテゴリが存在し、日本と世界各国に細かくカテゴライズされていることからも、公式が認めていることがわかります。
ただし、ヤフオクでは手数料が10%かかりますし、アカウントに評価を貯める期間も必要です。
すぐに手元の記念硬貨を売りたいのであれば、後述のバイセルを使った方がよいでしょう。
記念硬貨を売るなら出張買取のバイセルがおすすめ

バイセルは「早く、高く、出張買取」のテレビCMでおなじみの買取サービス。
公式サイトに記載があるとおり、記念硬貨をはじめとする古銭の買取にも対応しています。
公式サイトから依頼すれば無料で出張査定してもらえるので、まずは問い合わせてみるのがおすすめです。
まとめ:メルカリで記念硬貨の出品は禁止!古銭のルールを解説
本記事ではメルカリで禁止されている硬貨の種類と禁止になった経緯を解説しました。
- メルカリで記念硬貨の出品は禁止されている
- 旧紙幣などの古銭、海外紙幣もメルカリでは出品禁止
- 外国硬貨についてはメルカリの規約で禁止されていない
- ラクマ・Yahooフリマも記念硬貨の出品を規約で禁止している
- 記念硬貨を売りたいなら、出張買取のバイセルがおすすめ
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