せどりの利益率とは?稼ぎの真髄を月20万円稼ぐベテランが伝授

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この記事で解決できるお悩み

せどりが苦痛になっていませんか?
たくさん商品を売ってもお金が貯まらず、苦しんでいる人もいると思います。
がんばっても収益が上がらないのは、利益率の低い商品を仕入れているから。
利益率を計算できれば、短時間のせどりで十分な収入を得ることができます。

カモノハシ
カモノハシ

利益率を活用したことで、私は週6時間作業で月20万円稼げています

本記事では利益率の本質と高利益率を確保できる仕入れを解説します。
最後まで読めば、皆さんは少ない作業時間で大きな利益を得られるようになりますよ。

せどりにおける利益率とは

回転率と利益率

利益率は商品の利益の大きさを表す指標。
どれだけ効率よく収益を上げられるかを表しています。
商品の売れやすさを表す回転率とセットで測定すれば、稼げる仕入れが行えます。

利益率が低いせどりは時間の無駄

利益率によるせどりの違い

せどりの利益率は重要。
利益率の計算式を見るとよくわかります。

利益率の計算式
利益=販売価格-仕入れ価格-送料・手数料
利益率=利益額÷販売価格×100

計算式を見てお気づきのとおり、利益率は稼げる金額に比例します。
利益率が3倍になれば稼げる金額も3倍。
同じ労力で3倍の効果を得られるわけです。
限られた時間で最大効率を上げたい副業せどりでは高い利益率の確保が最重要課題です。

回転率×利益率=稼ぐ力

利益率と同じく重要なのが回転率です。

回転率の計算式
在庫日数=販売日-仕入れ日
回転率=30÷在庫日数

回転率は、一定の期間に商品が何個売れるかを表す指標。
回転率が2.0個/月であれば、その商品は月2個、売れる力があるということです。

商品の稼ぐ力=回転率×利益率です。
回転率と利益率を掛け算すれば、ひと月で何円の収入を上げる力があるかわかります。
回転率と利益率の掛け算が大きいものほど優良な商品といえるでしょう。

計算例
販売価格10,000円、回転率2.0個/月、利益率40%の商品なら、
10,000×2.0×(40÷100)=8,000円の収入をひと月に生み出す力を持っています。

Point

上記の稼ぐ力は、小売業で使われる交差比率をせどり向けに修正したものです。

交差比率とは、在庫からどれだけの利益を上げているのか、投資効率を測るための指標です。
交差比率は主にスーパーやコンビニ、ドラッグストア、アパレルショップなどの小売業界で、適正在庫を把握して販売効率をアップするための指標として用いられています。

回転率と利益率の相関関係

回転率と利益率の相関
中小企業庁:業種別主要計数表をもとに作成

回転率と利益率は負の相関があり、一方が高ければもう片方が低くなるのが普通。
回転率と利益率のバランスがとれるよう市場の原理が働くためです。

小売業の回転率・利益率の統計からも相関関係は明確。
回転率の高い右側の業種ほど利益率が低く、左側の低回転率業種ほど高い利益率を得ています。
高い利益率のためには回転率が低い商品を扱うのが有効ということです。

本音を言えば回転率と利益率の両方が高い商品を扱いたいところですが、そうした商品はなかなか見つからず主力にしづらい。
利益率に重点を置いた仕入れが現実的です。

回転率と利益率に基づく仕入れ判断

回転率と利益率に基づく仕入れを具体的に見ていきましょう。
結論を言えば、副業せどりでは低回転率・高利益率の商品を中心に仕入れる方針がおすすめです。

低回転率・高利益率商品は副業せどり向き

上の図で左上に位置する低回転率・高利益率の商品は副業せどり向けの商品。
回転率が低い商品は、後述の理由から店舗で見つけやすく、仕入れの中心になってくれます。
利益率が高いので商品1個で稼げる金額が大きく、作業量の心配が不要。
回転率が低いと過剰在庫にならないか心配かもしれませんが、適切な在庫管理を行えば恐れる必要はありません。

低回転高利益商品(=ハードグッズ)の例
  • プリンター、TVなどの家電
  • レジスター、タイムレコーダーなどの事務用品
  • オーディオ、トランシーバーなどのマニア向け商品

高回転率・高利益率商品はレアもの

右上に位置する高回転率・高回転率の商品はレアもの商品。
回転率が高いので販売すればすぐに売れ、利益も大きくとれます。
積極的に仕入れたいところですが、数が少なくなかなか見つかりません。
商品ポートフォリオのサブ的位置づけとして、メイン商品のついでに探すイメージです。

低回転率・低利益率商品は仕入れない

左下の低回転率・低利益率の商品は売れにくく価格差も取れない商品。
実は、皆さんが見かける商品のほとんどはこのグループに属します。
つまり、何も考えず仕入れると、なかなか売れず利益も出ない商品をつかむことになります。
失敗を防ぐため、商品リサーチで見極めて仕入れから除外しましょう。

高回転率・低利益率商品は時間のある人向き

右下の高回転率・低利益率の商品は新品や中古トレカが該当します。
よく売れますが1商品で稼げる金額が小さく、作業時間を費やして販売個数を増やさなくてはいけません。
時間をかけて労働でお金を稼ぐ人向けの商品であり、副業せどりでは仕入れないようにします。
時間のある主婦や学生がバイトとして扱うには、適した商品です。

高回転低利益商品の例
  • 切手や図書券などの金券
  • 中古ゲームソフト
  • 中古トレーディングカード

副業せどりで高利益率をとる秘訣

副業せどりで高利益率をとるポイント

ここまでで回転率と利益率の性質を解説しました。
ここからは、具体的にどんな商品を仕入れるべきか、3項目にわたって説明します。

副業せどりでは回転率より利益率を重視

先述のとおり、副業せどりでは回転率より利益率重視がベター。
副業では限られた時間で利益を最大化することが大事で、商品1個の利益に直結する利益率が重要になるからです。

利益率重視のメリット
  • 商品1個で稼げる金額が大きいので、数多くの商品をリサーチしなくてよい
  • 店頭から消えるのが遅い商品を狙うため、休日の仕入れでも大丈夫
  • 販売する商品個数が少ないので、発送や梱包の作業時間が短くてすむ

低回転率の商品は店舗で安く仕入れやすい

店舗(ネットショップ含む)個人の副業せどり
固定費が必要固定費が不要
毎月の売上必須売上目標不要
低回転率の商品は手放したい低回転率の商品でも長期間保有可能
利益が少なくなっても毎月現金が必要現金の確保容易で高利益を狙える
地域のお客がターゲット日本全国のお客がターゲット

利益率重視のさらなるメリットが、店舗で安く仕入れやすいことです。
ネットショップ含む店舗は、家賃や人件費などの固定費をまかなうため売り上げが必要で、低回転率の商品を値下げして販売します。
一方で個人の副業せどりは固定費不要。商品を長期間保有できます。

低回転率の商品を狙って仕入れ、時間をかけてネット販売すれば、価格差で利益を得ることができます。
企業と個人でのビジネス環境差を利用すれば、簡単に価格差がとれるのです。

高利益の商品を見つけるリサーチ方法はこの記事で解説しています。

高利益率商品の代表格は中古ハードグッズ

ハードグッズとは

低回転率で高利益がとれる商品の具体例が、中古のハードグッズです。

ハードグッズは耐久消費財のことで、プリンターやTVなど大きくて固い商品を指します。
ハードグッズは使用しても価値が減じにくく、中古でも高値がつく商品。
しかも、低回転の商品で売りにくいため、お店で安く仕入れられます。
ネット販売すれば日本全国のお客さんにアクセスできるので、売るのに困りません。

低回転高利益の中古ハードグッズをネット販売して大きな価格差を取る。
中古ハードグッズで大きな利益を確保するのが副業せどりではおすすめです。

稼げるハードグッズの実例・見つけ方はこの記事で詳細に解説しています。

高利益率のせどりにはリサーチが必須

高利益率を得るためのポイント

高い利益率を得るには中古ハードグッズの仕入れがおすすめ。
しかし、商品リサーチを正しく行わなければ利益率は上がりません。
リサーチが重要な理由を説明します。

利益率を上げるには安い仕入れが不可欠

利益率の計算式をもう一度見てみましょう。

利益率の計算式
利益=販売価格-仕入れ価格-送料・手数料
利益率=利益額÷販売価格×100

数式から判断すると、利益率を上げる方策は3つ考えられます。

利益率を上げる方法
  • 販売価格を上げる
  • 仕入れ価格を下げる
  • 送料・手数料などの経費を下げる

商品には適正価格があるため、①の販売価格を上げるのは難しい。
副業せどりでは経費がほとんどかからないため、③の経費を下げるのも無理。
となると、利益率を上げるには②の仕入れ価格を下げることが最も有効。
リサーチの時点で回転率と利益率を試算して、高値でつかまないようにすることが大切です。

回転率と利益率のセットでリサーチを行う

商品リサーチを行うときは、回転率と利益率を試算して仕入れ判断を行います。
オークファンで過去の落札履歴を検索し、落札個数と販売価格から回転率と利益率の予想を立てるのです。

予想回転率の計算式
予想在庫日数=検索期間÷落札個数
予想回転率=30÷予想在庫日数

予想利益率の計算式
予想利益額=販売価格-仕入れ価格-送料・手数料
予想利益率=利益額÷販売価格×100

リサーチではオークファンを使うのが肝要。
低回転率の商品はめったに取引されないため、ほかのツールでは見つけられず、ライバルは見逃しています。
オークファンを使えば過去10年間の落札履歴がわかり、1個で稼げる高利益の商品が見つかります。

オークファンを使って予想回転率・利益率を算出する方法はこの記事で解説しています。

せどりにおける回転率と利益率の相場

リサーチで回転率と利益率の予想を立てるわけですが、相場はどの程度でしょうか?
商品によってかなり値が異なるのですが、おおよそ回転率0.2~1.0個/月利益率40~60%が中古ハードグッズの相場です。

カモノハシ
カモノハシ

中古ハードグッズを7年間扱った私の経験値です

実例に基づいているとはいえ、この数字はあくまで目安。
仕入れ先の店舗と商品ジャンルで大きく値が変動するので、自分がいつも販売している商品の平均値をもとに判断することが重要です。
在庫管理を毎月行い、回転率と利益率を把握しましょう。

在庫管理のやり方はこの記事で解説しています。

せどりの利益率に関するQ&A

Q
販売価格を高くして利益率を上げるのは筋が悪いでしょうか?
A

高い販売価格は推奨しません。
適正価格以上の値段をつけると商品が売れなくなり、回転率が急速に悪化するためです。
適正な価格を調べて価格設定を行うことをおすすめします。
価格設定のやり方はこの記事をご覧ください。

Q
中古の利益率は20%前後と言われていますが、40~60%もとれるのですか?
A

商品に依存しますが、中古ハードグッズであれば40~60%の利益率は珍しくありません。
ものによっては70%超えの商品もあります。
その分回転率が低く在庫期間が長くなりますので、在庫管理は必ず行ってください。

Q
高回転率商品を狙うのはダメでしょうか?
A

利益率が低くなるので推奨しません。
せどりでは商品の出し入れのフェーズ、つまり仕入れと発送で最も労力が必要になります。
低利益率中心になると商品の出し入れが多くなり、副業の作業時間では大して稼げないため、控えましょう。
メインの仕入れの際、たまたま高回転率かつ高利益率の商品を見つけた場合は、ぜひ仕入れてください。

まとめ:せどりの利益率とは?稼ぎの真髄を月20万円稼ぐベテランが伝授

本記事では利益率の本質と高利益率を確保できる仕入れ方法を解説しました。

この記事のまとめ
  • 利益率は、どれだけ効率よく収益を上げられるかの指標
  • 利益率を上げるには、あえて低回転率の商品を仕入れる
  • 高利益商品の代表格は中古ハードグッズ
  • 高利益のせどりにはリサーチが必須

サラリーマンは本当に忙しく、なかなか時間を作れないですよね。
そのため、副業せどりでは効率よく利益を上げることが重要。
オークファンを使った高利益商品リサーチをすぐに行いましょう。

オークファンを使った高利益商品はこの記事で解説しています。

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