無在庫販売は儲からない?Amazon規約から爆死リスクまで解説

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皆さんは無在庫販売に興味があるでしょうか?
注文後に商品を仕入れるため資金が不要で、魅力的に感じる人もいると思います。
しかし、無在庫販売は高リスク低リターンでおすすめできないビジネス。
アカウント停止のリスクがあるうえにクレームを受けることが多く、終始不安を抱えてせどりを行うことになります。

本記事では無在庫販売が割に合わない理由と正しい副業せどりのやり方を解説します。
最後まで読めば、副業せどりで正しく稼ぐ方法がわかりますよ。

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コンサルや情報商材販売は一切行わず、安心して勉強できるサイトです。
初めての方は、副業せどりの始め方を解説したこの記事からお読みください。

せどりにおける無在庫販売のやり方

無在庫販売または無在庫転売とは「在庫を抱えず商品を転売すること」です。
在庫を持たないので不良在庫が発生せず、資金も不要です。

無在庫販売と有在庫販売の違い

無在庫販売の対義語として、普通の在庫をもつせどりのことを有在庫販売といいます。
両者は以下の違いがあります。

有在庫販売の流れ無在庫販売の流れ
商品を仕入れる

仕入れ代金を支払う

販売ページを作成する

お客様から注文が入る

注文代金の入金がある

商品をお客様に発送する
販売ページを先に作る

お客様から注文が入る

注文代金の入金がある

仕入れ業者に商品を注文する

仕入れ代金を支払う

仕入れ業者から直接商品が発送される

無在庫販売では、注文代金の入金が先で仕入れ代金の支払いが後になっている点が重要。
先に注文代金を受け取れるので、スタートの資金がゼロでも無在庫販売は始められます

商品が仕入れ業者から直接お客様に届けられ、自分の手元を経由しない点も特徴です。
商品を持たず在庫がないため、”無在庫”販売といいます。

せどりで無在庫販売が絶えない理由3つ

無在庫転売のメリット

後述の理由からハイリスクなのですが、無在庫販売に魅力を感じる人がいるのも事実。
無在庫販売に惹かれる理由3つを解説します。

資金ゼロで始められる

普通であれば商品を仕入れる元手が必要ですが、無在庫販売は元手がゼロでも始められます
無在庫販売では注文代金を受け取ってから仕入れを行うので、資金が不要。
在庫の数に限定されず販売ページを作れるので、数多くの販売ページを作って大規模に事業をスタートすることもできます。

在庫管理を考えなくてよい

無在庫販売では、商品を仕入れて自分で在庫をもつことがないため、在庫管理を行いません
在庫管理が難しいと感じる人、保管スペースを準備するのがめんどくさい人にとって、無在庫販売は魅力的なようです。

実は在庫管理はシンプルで難しくありません。
在庫管理のやり方はこの記事で詳細に解説しています。

商品が売れなくてもマイナスにならない

通常のせどりだと、商品が売れないと仕入れ代金を回収できず、赤字となります。
無在庫販売の場合、販売ページから商品が購入されるまで仕入れを行わないため、仮に商品が売れなくても赤字になりません
赤字にならないために、無在庫販売は低リスクと感じる人もいるようです。

せどりで無在庫販売が儲からない理由5つ

一見魅力的に思える無在庫販売ですが、大きなリスクを5つ抱えています。
それぞれ解説します。

Amazonやメルカリは規約で禁止 通報リスクも

ほとんどのプラットフォームが手元に商品がない状態で販売すること規約で禁じています

例えば、メルカリでは以下のように書かれています。

メルカリでは、出品者の手元にない商品の出品を禁止しています。
商品の実物が手元にないことで、商品に関する質問に答えられない、配送できない、遅延するなどのトラブルを避けるためです。
また、ECサイト等のメルカリではないサービス(海外のものを含む)から、購入者宛てに直接商品を発送することや、配送代行サービスの利用も禁止しています。
事務局が禁止行為・出品物に該当すると合理的な理由に基づき判断した場合は、取引キャンセル・商品削除・利用制限などの措置を取る場合があります。

これに違反するとアカウントの停止もあり得ます。

また、Amazonでもドロップシッピングポリシーで以下のことが禁じられています。

Amazonでは、以下のようなドロップシッピング方法は固く禁止されています。
次のような場合、別の小売業者から商品を購入し、その小売業者から購入者に直接出荷することはできません。
・出品者が記録上の出品者として記載されていない
・納品書、請求書、または外部パッケージに出品者以外が表示されている
注: 購入者が受け取る商品に、別の小売業者の名前、ロゴ、その他出品者以外の小売業者を識別できる情報が表示されては いけません。
・商品を出荷する際、出品者以外の小売業者名や連絡先を掲載した納品書、請求書、外部パッケージ、その他の情報を同梱してはいけません。

Amazonでは、仕入れ業者から商品を直接発送してもらうことはNG
実質的に無在庫販売を禁止しているといってよいでしょう。

違反が見つかると通報され、アカウントが停止する可能性もあります。
無在庫販売は非常に高リスクとわかりますね。

無在庫販売では商品が仕入れられない

お客様の注文後に発注しても、確実に仕入れができるとは限りません。

無在庫販売で仕入れができない原因
  • 仕入れ業者が対象商品の販売を取りやめていた
  • 仕入れ予定の商品が売り切れになっていた
  • そもそも仕入れ業者のサイトが閉鎖していた

仕入れ業者をチェックして選定すれば大丈夫と思うかもしれません。
しかし、無在庫販売は何千何万と販売ページを作ります。
仕入れ先も膨大になり、チェックなどできようがありません。
結果、注文したお客様に商品が届かないということが起こります。 

商品が届かなかったお客さんはプラットフォームに通報しますから、そこから無在庫販売のことがバレるというわけです。
無在庫販売は必ずトラブルになるため、ほとんどのプラットフォームで禁止されています。

無在庫販売はお客様とのトラブルが多い

無在庫販売はお客様とのトラブルが多くなります。
一番の原因は、お客様に商品が到着するのが遅いから。
無在庫販売では、注文が入ってから初めて仕入れることになります。
すると、お客様の手元に届くまで数日~数週間の日数が余計にかかります。
お客様から、いつ届くか問い合わせがあっても回答もできません。
商品の到着日に関して全くの無責任となる手法ですから、トラブルが頻発します。

配送トラブルが頻繁に発生するのも特徴。
商品がこちらの手元を通さずお客様に届くので、商品チェックを行えません。
特に海外の仕入れ業者の場合、梱包が不適切な場合や誤配送を起こすケースが多く、トラブルを引き起こします。

ライバルが多く価格競争が激しい

通常の在庫を持つ販売だと、商品を持っている人しか販売ページを作れません。
ライバルの数は、限定されるわけです。

一方、無在庫販売は、販売ページさえ作れば誰でも参入できます。
極論、価格を仕入先よりも上げれば、どんな商品でも販売ページを作れるわけですからね。
ライバルに販売ページが見つかると、すぐに真似されて同じ商品を出品されます。
同じ商品なので価格で競争するしかなく、値下げ合戦によりどんどん利益率が下がります。

無在庫販売は参入障壁が低いために価格競争が激しく、商品の利益率が低くなる宿命。
商品が売れてもほとんど稼げない事態に陥ります。

ライバルのいない高利益商品せどりについては、この記事で解説しています。

通報されてアカウント停止する可能性が高い

無在庫販売は仕入れが行えない、発送が遅い、梱包が不適切といったトラブルが多発します。
トラブルが品札するとアカウントの評価が下がって売りづらくなり、アカウントが止まる危険性も出てきます。
特に商品が仕入れられない場合、高確率でお客様からプラットフォームに通報が入ります。
購入したはずの商品が届かないのですから、当たり前ですよね。
これはAmazonでも楽天でもebayでも同じで、どのプラットフォームでも最終的にアカウント停止に追い込まれるわけです。

【結論】無在庫販売は儲からないのでおすすめしない

ハードグッズ

ここまで解説したとおり、無在庫販売はトラブルが多いわりに稼げず、とてもおすすめできるものではありません。
副業せどりでは高利益となる中古ハードグッズを有在庫で仕入れるのがおすすめです。

中古ハードグッズ仕入れの実例はこの記事で解説しています。

せどりの無在庫販売は爆死リスクが甚大

無在庫販売はハイリスクでアカウント停止もあり得ます。
一方でライバルが多くて価格競争が激しいため、利益率が低くリターンは見込めません。

無在庫販売のリスク
  • 商品が仕入れられないケースが多い
  • 梱包ミスや誤配送でお客様とのトラブルが頻発する
  • 価格競争が激しく、利益率が低くなりがち
  • アカウント停止となる可能性が高い

無在庫販売は手間がかかる割に稼げず、爆死リスクも甚大です。
在庫を持つ通常のせどりであれば、勉強して知識を身に着ければ低リスクで確実に利益をあげることができます。

せどりの在庫管理はシンプル

在庫管理と聞くと難しく感じる人もいるのではないでしょうか?
実は、せどりの在庫管理は難しくありません。
手元の商品を数え上げ、金額と在庫日数を計算すればよいのです。

せどりは、お金を出して購入した商品をお客様に販売し、より大きな金額に変えるビジネス。
現金→商品→売り上げ→現金とお金が変化し続けるので、それぞれのフェーズで金額ベースに直して現状把握する必要があります。
この金額ベースに直す作業が在庫管理です。

在庫管理の際、商品の在庫日数を確認することで、不良在庫が発生していないかも把握できます。
在庫日数とは在庫が売れるまでにかかった日数のこと。
在庫日数と商品リサーチ時の試算を比較し、死に筋かどうかを数字で客観的に判断できます。

シンプルな在庫管理を行うことで、キャッシュフローの改善と適切な在庫の保持ができ、有在庫販売で安定した利益をあげられます

在庫管理の詳細な解説はこの記事で行っています。

副業せどりでは在庫をもって高利益商品を扱うのがおすすめ

副業せどりでは、高利益商品に絞って中古ハードグッズを仕入れるのがおすすめです。
ハードグッズとは耐久消費財のことで、プリンターやTVなどの家電、レジスターやタイムレコーダーなどの事務用品が該当します。
中古ハードグッズは安値で買えて高値で売ることができ、利益率が大変高くなります。

ノハシ
ノハシ

大体利益率40~60%位にはなります

これほど高利益な理由は滅多に出回らないマニアックな商品が多く、リサーチにコツがいるため。
回転率と利益率を試算して始めて仕入れられる商品のため、多くの人が見逃す稼げる商品です。

高利益商品を見つける商品リサーチの仕方はこの記事で解説しています。

まとめ:無在庫販売は儲からない?Amazon規約から爆死リスクまで解説

本記事では無在庫販売が割に合わない理由と正しい副業せどりのやり方を解説しました。

本記事のまとめ
  • 注文代金の入金が先で仕入れ代金の支払いが後になる点が、無在庫販売の特徴
  • 無在庫販売は、商品が仕入れられない、お客様のトラブルが多い、アカウント停止の危険性があるなどハイリスク
  • 無在庫販売は価格競争が激しく、利益率が低くなりがち
  • 副業せどりでは在庫をもって高利益商品を扱うのがおすすめ

無在庫販売は資金ゼロで始められて楽に思えますが、参入障壁が低く激しい価格競争となります。
在庫をもって商品1個の利益を高めるのが、副業せどりでとるべき戦略です。

高利益商品の仕入れ方はこの記事で詳しく解説しています。

本記事の執筆者
ノハシ

せどりを8年続ける会社員。週6時間作業で利益月20万を稼いでいます。
せどりの理論を広めたいと考え情報発信を開始。

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